[フランクフルト/ベルリン 22日 ロイター] - ドイツ憲法裁判所による判断を受けて独連銀(中央銀行)の国債買い入れプログラム継続が不透明になっている問題で、欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁はドイツの「機関」と協力する用意があるとの考えを示した。

デギンドス氏は22日付の独シュピーゲル誌で、ECBは問題を解決するために独連銀に必要な情報を提供する用意があり、ECBの独立性を脅かさない範囲でドイツの機関に協力したいと述べた。

独憲法裁は先月、ECBが資産買い入れプログラムの必要性を証明しなければ独連銀は3カ月以内に国債買い入れを停止する必要があるとの判断を下した。

ドイツのショルツ財務相は22日、この問題が近く解決するだろうとの見通しを示した。

同相はフランクフルトで開催された金融関連の会合にオンラインで出席し「これは解決策のないドラマではない。ドラマチックなことが起きずに近く解決するだろう」と述べた。

*内容を追加しました。