豊かさ指数、コロナで初の低下へ 国連推計、所得や教育水準悪化
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HDIは、上位グループ内の比較はそこまで重要性はありません(指標の計算方法によって順位は入れ替わる、つまり指標計算方法に対する先進国の影響力競争に過ぎない)。
しかし、下位グループ各国が「どこまで最低限確保すべき生活水準を確保できているか」(健康・衛生状況、教育水準、経済状況)の現在地を一つの数字に集約したという点でとても重要な指標かと思います。
コロナは、国内政治の安定性、経済力、インフラ、医療体制による対応能力の差が如実に現れるので、十分な国際協力がなければ、持てる者と持てない者の間のHDI格差を拡大するでしょう。豊かさ指数とは、国連開発計画が発表している「人間開発指数」のことで、所得ばかりでなく保健や教育などを加味した数値。コロナ禍で何れの指標も悪化することは想像に難くない。
https://www.jp.undp.org/content/tokyo/ja/home/library/human_development/human_development1/hdr_2011/QA_HDR1.html
なお、スコアが最も高いのはノルウェー、スイス、オーストラリア、アイルランド、ドイツ、最も低いのはニジェール、中央アフリカ共和国、南スーダン、チャド、ブルンジ。日本は189か国中19位。