ユニクロ・セルフレジ特許訴訟「泥沼化」の内情、今度はGUも提訴へ
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特許制度自体を無用の長物と主張する人がいますが、惑わされないようにしましょう。IT関連業界にありがちなポジショントークです。ソフトウェアには特許を付与しない国や地域もあり、付与する国でも運用面では問題があります。一方で製薬業界のように特許制度がないと新薬の開発が事実上できなくなる(開発投資を回収できなくなる)業界もあるのです。
それぞれの業界の事情に合わせて制度をチューニングしていく必要があります。特許制度をなくせという声は「NHKをぶっ潰せ」というのと同様、文字通り実行したら失うものが大きすぎるので、額面通り受け取ってはダメです。
この事件については、以下の記事の内容がこの通りなら、私はファーストリテイリングを支持する気にはなりません。原告やその特許を貶すような言動は、技術系ベンチャーを否定するものです。
https://diamond.jp/articles/amp/217080ゼロ回答の支払というのもどうかと思うが、これが特許として成立して過剰な対価を要求するという構図はどうかと思う。
特許技術には明確な『新規性(新しいものであること)』・『進歩性(容易に考え出すことができないもの)』が必要となる。だからこそ、それが認められた技術には20年間の厚い保護があるのである。
「RFID電波を窪みをつくることで遮断して、隣の商品を間違って会計しないようにする」
これには明らかに技術の新規性はなく、進歩性も微妙なところ。技術というよりは、工夫レベルのものであり、特許ではなく実用新案での登録が妥当だろうと思う。
正直アイデアとしての新規性や驚きも少なく、RFIDを活用した会計操作を考えた時点で誰しもが考え付くものではないだろうか。
ライセンスフィーは特許保持者の言い値になるので、特許として広範囲の請求項で成立してしまうと、今後RFIDを活用した機器の数多くにライセンス違反が発生してしまう。UNIQLO自身の問題でもあるが、RFID活用する全業界の問題でもある。UNIQLOの特許無効請求はそういう意味で納得性の高い行動である。
この事例を、零細ベンチャーを搾取しようとしている大企業という構図でとらえたり、知的財産・クリエイティブの価値が棄損されるという観点でとらえたりするのは、やや偏向的かと思います。あとから、新規性が無いとか言うのは、行動力で負けた人の言い訳ですね。
それなら、権利化する前に公知です!って言えば良いんですから。
携帯を開発してた頃、某大手メーカーが出していた2つ折り型の特許の数々に悩まされましたよ(笑)
こんなことまで、権利化してるのかっ!ってね。
キーのホームポジションがわかる突起を、周りをえぐって付けることで、画面が傷付きにくいとかね。
先を見て、権利化するって、そういう事なのでは?
物が出来てからのやかりは、格好悪いです。