意外と知らない、計算記号「+」「-」「×」「÷」の由来
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ベクトル場の回転を計算する記号にはrot, curlの2種類あります。いまはrotのほうが主流。でも、講義で「ほら、おやつのカールみたいだからくるっとしているのイメージしやすいでしょ?」と言えないのが辛い。けども、そもそもカールが今は販売されていない。
「カール」が全国発売中止、今後の販売エリアや中止の理由は? ネットでは悲しみの声
https://www.danshihack.com/2017/05/26/junp/karl.html最近の小中学生は、計算をGoogleやExcel、あるいはWolframalphaやプログラミングでやるらしく、既にかけ算記号は「×」よりも省略か「*」、割り算は「÷」よりも「/」、指数表記も「^」の方が自然に読める、という人も出てきている。
この記事の話は1489年のWidmannの文献等で述べられて以降言い尽くされたネタなので、特に新しさはない(家庭教師や授業で話したらガッカリされるレベル)。ラテン語のetに触れるなら、それが「&」(アンパサンド)の由来でもある事にも触れるとイメージしやすいと思う。
デジタル時代の我々は手書きの数式とテキストの数式で文化が分かれつつあるのかも知れない。AIだのなんだのの話をするなら、そんな話も入れて欲しい所。
とは言え、四則演算レベルの算術ではこの程度の記号があればよいが、もう少し複雑な式となると特殊な文字や記号をもっと使わざるを得ない。
私なんかは、まず二項演算子の概念を教わってから、こうした記号を導入して欲しかった。マイナス記号と引き算との違い、引き算と割り算が交換不可能なことなど、混乱が大きい。
数学記号最大の失敗は、円周率を「π」にしてしまったこと。
本来なら直径ではなく半径1の円周を取るべきだった。
その考えに則り、2π=τとする提案もある。そうなれば、
e^iτ=1
と、オイラーの等式ももっと美しくできた。オイラー自身がπ表記を広めた張本人の一人なんだが、、、。The set of all subsets of set S、って皆さんどう書かれます? ワタシの授業では 2^S (^はsuperscript)って教えるんですけど、他にもイロイロありますねぇ ちょっと妙ではあるんですけど、ワタシこの表記が好きなのは、
size(2^S) = 2^size(S)
だからなんです 学生さんも、「ほう」っていう顔しますよ、説明すると
あと記事に近いハナシでは setminus もありますねぇ ちょっとイラッとしちゃうんですワタシ、 A-B って書かれると なので嫌いなんです、C++の operator+() 系のやつ
追記
David さん、たしかに長いですねぇ、特に引き算が なので "2 minus 1 equals 1" っていっちゃいますねぇ、大学では (小学生は正しく言わないとダメですよ、大場さんもおっしゃってるように) 23^4は "23 to the 4th" とも (中学生は正しく言わないとダメですよ) あとは、かけ算九九ねぇ、これもナガイですねぇ、エイゴでは
追記オワリ