コロナ特需だけじゃない ケンタッキーフライドチキンの既存店売上高が23カ月中22カ月プラスの理由 _小売・物流業界 ニュースサイト【ダイヤモンド・チェーンストアオンライン】
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コロナ下で、ファストフード系の事業が好調なのはすでに報道されている。
その中でKFCは、一段高い業績をあげている。
その理由は、コロナ前から効果をあげていた「KFC需要の日常化」にあったようだ。
KFCは、もともとクリスマス等のイベント需要があり季節変動が激しい企業なのだが、それを500円ランチなどの新メニューによって「日常使い」にするもの。元々店内飲食は弱く、テイクアウトメインで家庭でハレの日をリーズナブルに演出する食べ物がKFC。
コロナの影響でまさに、今まで外食に求めていたニーズを補完する形となった。
そして店頭受け取りサービスや、アプリ開発も整備済み。
ここにすぐれたマーケティング戦略が乗っかる。
今までは評価されなかった機能と価値観(外食なのにテイクアウト、デジタルの強化)が見直されている。
大金叩いたマーケティングでもなく、幸か不幸かそれほど優れていない店舗体験だが、長年お客様に伝え続けた「家庭でハレの日をリーズナブルに演出する」という、お客様の心の中にあるメッセージがこの時代に響きましたね。
そこにわかりやすい価格設定、新商品、販促、コミュニケーションが回りだしたわけです。
お客様が自社の何に価値を感じているのか、そして「お客様と繋がる場は何処なのか」を改めて考えるには最適なケースだと思います。個人的に好きなこともありますが、KFCの日常化はもっと進められるはず。ファミチキみたいにもっと手軽に買えたらもっと頻度は上がると思いますが。
データも面白いですね。12月の売り上げがここまで突出しているのも驚きですが、8月もいい感じに伸びてきてますね。気温が上昇して辛口のチキンが食べたくなるんでしょうか。