[ニューヨーク 17日 ロイター] - 米ニューヨーク州のクオモ知事は17日、新型コロナウイルス流行の震源地だった同州で感染者・死者がともに減少を続け、感染率が国内最低の水準まで改善したと発表した。状況の改善を踏まえ、ニューヨーク市が22日に経済再開の第2段階に移行する見通しとした。

16日時点で、新型コロナ検査で陽性が確認されたのは6万人中1%以下だった。

一方、フロリダ州では同日、新規感染者が2600人超、アリゾナ州では1800人超に急増した。この2州とネバダ、オクラホマ、オレゴン、テキサス州では前日、新規感染者の増加が過去最高を記録した。

新型コロナ感染症の入院者数も複数州で増加、もしくはこれまでの最多を記録している。

フロリダとテキサス両州では、ロックダウン(都市封鎖)措置解除に伴い営業を再開したバーが感染急増の一因だという。

米国の新型コロナ感染者は210万人超、死者は11万6000人を超え、感染者・死者数ともに世界で最多となっている。