シトロエン C4 新型、初のEVも設定…欧州発表

EVとガソリン/ディーゼルの3種類のパワートレイン

SUVの特長を加えた新デザイン

「魔法の絨毯」のような乗り心地を追求したサスペンション

シトロエン C4 新型
  • シトロエン C4 新型
  • シトロエン C4 新型のEV「e C4」
  • シトロエン C4 新型のEV「e C4」
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  • シトロエン C4 新型のEV「e C4」
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シトロエンは6月16日、新型『C4』(Citroen C4)を欧州で発表した。

EVとガソリン/ディーゼルの3種類のパワートレイン

新型C4には、ガソリン、ディーゼル、EVと3種類の異なるパワートレインが用意される。100%電気、ガソリン、ディーゼルの3種類から、顧客はニーズに合わせて、最適なパワートレインを選択する。

新型C4のEVが、『e C4』だ。e C4は、プラグインハイブリッド車(PHV)の『C5 エアクロス SUV ハイブリッド』や超小型のシティコミューターEVの『アミ』に続いて、シトロエンの電動化戦略の一環として、2020年に発表される5番目の電動モデルになる。

なお、EVパワートレインを含めたe C4の詳細は、6月30日に明らかにされる予定だ。シトロエン C4 新型のEV「e C4」シトロエン C4 新型のEV「e C4」

SUVの特長を加えた新デザイン

新型は、Cセグメントハッチバックに新しいデザインコンセプトを取り入れる。ユニークで大胆なアイデンティティを持たせた。背が高く力強いスタンスは、ハッチバックのエレガンスやダイナミズムにSUVの特長を加えたものだ。

また、空力性能を追求した流れるようなエクステリアデザインは、シトロエンの哲学を反映したものだ。いくつかのデザインコードで機能する新しいシルエットは、シトロエンスタイルの新時代の幕開けになるという。シトロエン C4 新型シトロエン C4 新型

インテリアは、くつろぎや快適性、モダンさを表現することを重視した。新型には、最新の「シトロエン・アドバンスド・コンフォート」プログラムを導入する。シトロエンによると、モダンでオールラウンドな快適さの新しい感覚を実現しているという。

インテリアには、最新の「アドバンスドコンフォートシート」が採用された。これは、『C5エアクロスSUV』と同様の装備だ。シート内部の新開発の高密度フォームが、シートのへたりや経年劣化を防ぎ、長期間にわたって快適性を維持する。

また、室内のスペースを拡大し、助手席側には革新的かつ実用的な新機能を盛り込む。数多くの車載テクノロジーと先進運転支援システム(ADAS)も採用する。心地よい洗練されたインテリアデザインを目指している。

「魔法の絨毯」のような乗り心地を追求したサスペンション

サスペンションには、「プログレッシブ・ハイドローリック・クッション」を採用した。シトロエンによると、滑らかかつ快適な「魔法の絨毯」のような乗り心地を追求しているという。

プログレッシブ・ハイドローリック・クッションは、通常のダンパーにセカンダリーダンパーが追加された構造の純メカニカルなシステムだ。ダンパーシリンダー内に第2のダンパーシリンダーが配されており、サイドには複数のポートが開けられている。セカンダリーシリンダーには、その内径にあったセカンダリーピストンが存在し、ストロークが進むとセカンダリーピストンがシリンダーに入り込み、ハイドロリックストップとして作用するポジション・センシティブダンパーだ。

これにより、サスペンションが小さく細かく動く状況や、サスペンションのストロークスピードが低い状況では、減衰力が小さくソフトな乗り心地を可能にする。サスペンションが大きく動く状況では、セカンダリーピストンとシリンダーが生み出す減衰力で衝撃を吸収する。

また、EVのe-C4では、快適性がさらに追求されており、EVならではの静粛性や、滑らかなドライビングフィールが強化されているという。

《森脇稔》

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