5月の輸出、28.3%減 コロナ影響、自動車不振
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季節調整値でみると、輸出が前月比▲5.8%、輸入が同▲12.0%と輸出入とも縮小して、貿易赤字幅は42.4%縮小しています。
輸入は原油安の影響が大きいですね。
一方の輸出は鉱工業生産の先行指標となりますので、月末に公表される5月の生産も厳しそうです。そりゃこの程度の落ち込みはありますよ。売れない前に造れないんですから。
一方で、新型コロナで生み出されたソーシャルディスタンスという考え方の中では自動車のメリットを見直す機運が出てきています。
最近の調査結果でも「コロナを経験してクルマを買いたくなった」という人が日本でも増えていますし、一足先に経済が稼働し始めた中国ではクルマの販売が好調です。
「保有から利用へ」の流れの中で、これからはカーシェアやライドシェアが主流になるような意見が多かったですが、コロナ的視点ではやはり「自分のクルマが安心」という人も増えていくでしょう。
在宅勤務が主流になると、EVは格好のワーキングスペースにもなりますし。
重要なのは(コロナの視点だけではなく)CASEやMaaSといった大きな流れの中で自動車産業を考えていくことです。米国の5月小売売上高の自動車について前年比の減少は-3.9%とかなり小さかった。
もちろんメーカーごとで差は出るだろうし、米国の自動車販売データなども見ないとだが、売れていて今後も持続すればディーラー在庫は減り需要もあるので、生産・輸出回復も始まるという示唆。
ただ雇用現象とかを考えると、5月の数字は少し強すぎる気はしている。
https://newspicks.com/news/4994620