【国際】PRI、SDGsを考慮した投資行動フレームワーク発表。システミック・インパクトに着目

コメント

注目のコメント

• 渡辺 珠子

  株式会社日本総合研究所 スペシャリスト

  ・2020年06月18日

  国連責任投資原則（PRI)に署名する日本企業も増えていますが、SDGsやESG、サステナビリティ関連は、原則やフレームワークが増えすぎじゃないかと思います。今回のフレームワークがまったく必要ない、というわけではないのですが、既存の原則やフレームワークと重なっている部分、違う部分は何か、企業としては追加で検討すべきことがありやなしやを整理する時間も結構なコストだなと思います。
  
  とは言いつつ、このフレームワークについて前向きに見てみると、「システミック・インパクト」に着目している点は興味深いです。各企業の取り組みだけではなく、コレクティブ・インパクトやシステミック・チェンジ、といった社会全体での動きを作ることをもっと考えよう、ということです。企業としては自社の取り組みが自社以外に与える影響を長期目線で考えることが、さらに求められます。