【内田CEO】私はこうして、日産を「復活」させる

2020/6/17
誰も間違いを指摘できなかった──。
日産の失敗の本質は、魅力的な商品がないことでも、注力すべきマーケットを誤ったことでもない。
そうした経営判断や外部環境の悪化について、誰も経営トップに進言できなかったことだ。
ここ数年間の日産社内には、何かがおかしいと思っていても口にできない、独特の雰囲気があった。
2020年3月期の最終赤字は6712億円。今、日産は危機に立たされている。
これからどう反転させるのか。ゴーン時代の経営をどう整理しているのか。
NewsPicksは、新しい日産のリーダーである内田誠CEOに、独占インタビューした。
「ゴーンの20年」を振り返って
──今の日産トップとして、ゴーン氏による約20年間の経営をどう整理していますか。