H&M、売上高半減 3~5月、新型コロナで
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アパレルはコロナ禍でもっとも厳しい業種。飲食や宿泊よりも厳しいだろう。キャッシュが入ってこなかったのはどの業種も一緒だが、アパレルはそれに加えて在庫を抱えてる。
売り先を完全失った春物~夏先商品群がどっさり残っている。そっくりそのまま、作るためにかかった原価(現金)が廃棄損になりバランスシートを一気に悪化させる。
トレンドの変化が激しい業界なので翌年への持ち越しはNG。結果として各社・各店もはや今時点で夏のバーゲンスタートなどお構い無しの大セール中となっている。
さらにその中でもファストファッションは厳しい。人会う頻度が減るアフターコロナにおいてファショナブルな服飾品の購買意欲は減退するからだ。2ndstreetやメルカリなどの中古流通の浸透も逆風。SDGsへの関心の高まりもまた逆風である。ZARAを含め、ファストファッションビジネスは転換期に来ていると言えるだろう。
そして、一方でそれはベーシックカジュアルのUNIQLOにとっては追い風になりうるだろう。パンデミックは今回のコロナに限らず、また起こる可能性が高いことを鑑みればあらゆる企業のEC化率向上やデジタル体験の追求は必至。
日本のアパレルではWEGOさんが革新的にLIVE活用やデジタル体験の創出に取り掛かっているので要注目。「アパレル」と「飲食店」は本当に厳しい。3~5月は大手、中小を問わず、この2業種に倒産情報や信用情報が集中していた印象。緊急事態宣言解除後の6月も、状況は大きく改善してはいない。この1~2カ月でどこまで盛り返せるかが、事業存続のカギを握りそう