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自閉症の子は一人ひとり異なる。犬よりもiPadが良いことも

time 2020/06/15

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自閉症の子は一人ひとり異なる。犬よりもiPadが良いことも

自閉症スペクトラム障害をかかえる人にとって、一般的に最も困難なことの一つは他者との関係です。
これまでの研究では、犬が社会的な触媒となってそれを助けることができることを示しています。
そうであれば、自閉症の子どもたちは犬と一緒にいれば、他者との関係をより快適に感じることができそうに思えますが、実際はそんなに簡単なものではないかもしれません。
米ミズーリ大学の研究チームは、新しい研究で自閉症の人たちを助けるセラピー犬が自閉症スペクトラム障害の子どもたちに恩恵をもたらす可能性がある一方で、社会的なコミュニケーションに苦しんでいる子どもたちにとって万能な方法ではないことを見つけました。
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ミズーリ大学の博士課程に在籍しているコートニー・ジョーゲンソンとミズーリ大学トンプソン自閉症と神経発達障害センターの特別教育のケーシー・クレイ元助教授が共同して、セラピストと自閉症の子どもたちが話をしているときにおいてのセラピー犬の影響を研究しました。
その結果、ラブラドールレトリバー犬のレットがいるときや、レットと遊んだ後にたくさん話すようになった子どもがいました。
一方で、iPadのような大好きなもので遊んだ後のほうが、たくさん話すようになった子どももいました。
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「自閉症のスペクトラムは信じられないほど幅広いので、ある子どもに効果的な療育方法であっても、必ずしも別の子どもにとってもそうだとは限りません。
療育方法はたくさんあります。この研究は親が自分の子にとって最良な療育方法を選ぶときに役に立つはずです」
そう、ジョーゲンソンは言います。
ジョーゲンソンは、自閉症の子どもを持つ親は医師によく相談すること推奨します。
それがすべての子どもたちにメリットをもたらすといいます。
今回の研究はまた、犬がストレスを軽減するのを助けることができることも示しました。
自閉症スペクトラム障害の子どもは、そうでない子どもと比較して不安とうつ病の割合が高い傾向があります。
そのために、セラピー犬はそうした子どもたちが社会の中でより快適に過ごせるように助けてくれます。
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「愛犬を抱きしめると愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシンのレベルを上げることができます。
犬がどのようにすれば、自閉症スペクトラム障害の子どもを最もよくサポートできるかを理解するのには、まだ時間がかかります。
今回の研究は、どの子どもが最も恩恵を受ける可能性があるかを特定するのに役立つものです」
この研究は”Journal of Applied Behavior Analysis”に掲載されました。
(出典:米ミズーリ大学)(画像:Pixabay
私は犬を飼ったことがないので、その不安を考えるとiPadのほうが安心できるという理屈もわかります。
しかし、今回の研究で測れなかった大きな助けをワンちゃんは与えてくれるだろうと思います。
iPadのホームボタンを押すだけのうちの子にも。
発達障害の子と家族は7年ぶりに外食に。介助犬が来てくれたから

(チャーリー)

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