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全米をデモ覆うも「物言わぬ多数派」はトランプ支持 白人を「トランプ再選」に走らせる恐怖と不安

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    拓殖大学大学院 客員教授

    面白い分析だった。「テレビに映し出される全米各地での大規模抗議デモの模様は、トランプ支持をより強固なものとさせる」という見立ては大胆に聞こえるが、暴論でもないような気がする。ニクソンはサイレント・マジョリティーを味方につけて勝利した。なるほどである。アトランタ市でアルコール検査を受けたあと警官を殴りつけて逃走しながらスタンガンを奪い警官にむけて発射したあと銃撃されて射殺された黒人の映像を繰り返し放映している。この問題の本質は「なぜ警官は最初に警告発射をしなかったのか。二発目は致命傷にならないように配慮をしなかったのか」ということにつきる。警官は過剰な行動をとったと全米でデモが続いている。しかし、この時期に警官を殴り素手で真っ向勝負を挑んで息を引き取った人を悲劇の主人公にすることに米国の白人の多数が同意するのだろうか?放火、破壊、略奪の映像や、アトランタ市の事件の映像を見た米国のサイレント・マジョリティーはトランプ流の対応姿勢が必要だと思うのではないか?


  • 名古屋商科大学ビジネススクール、大学院大学 至善館 教授(Professor)

    Black Lives Matterの盛り上がりが、白人の方々に恐怖心を与えるという側面は確かにありそうだと思う。
    特に、暴動や略奪は分断を生むだけ。


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