新着Pick

「コロナ死」定義、自治体に差…感染者でも別の死因判断で除外も

読売新聞
新型コロナウイルス感染症の「死者」の定義が、自治体ごとに異なることが、読売新聞の全国調査で分かった。感染者が亡くなった場合、多くの自治体がそのまま「死者」として集計しているが、一部では死因が別にあると判断したケースを除
88Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
「定義がバラバラでは比較や分析ができない。国が統一基準を示すべきだ。」という意見はもっともですが、そもそも「人が亡くなった理由を特定する」ということ自体が、コロナに関わらず非常に難しい課題です。死亡原因は複数の要素が関わっていることがほとんどであるため、「この病気が原因だと断定する」のは、不確実性が伴います。

判断が難しくなるような事例として、極端ではありますが下記のようなものが考えられます。
1、コロナに感染し、肺炎は順調に改善していたが、入院中に脳梗塞になり死亡した。
2、コロナのPCR検査は陰性であったが、コロナを疑うような肺炎で死亡した。
3、コロナに感染し、順調に回復して退院した。退院した3日後に、交通事故にあい死亡した。

1は、コロナ肺炎は良くなっていたのに入院中の合併症で死亡という場合で、コロナが関係した死亡だという意見が多いかもしれません。2は、これを含めてしまうと肺炎の疑似症例というのは挙げればキリがないため、含めるかどうか難しいところ。3は、どう考えてもコロナは関係なさそうですが、記事にあるような「陽性判明から4週間以内に死亡したケース」という基準では含まれてしまいます。

このように、統一基準を決めてしまうことにより、合理的に考えれば明らかにおかしいという事例も出てきてしまうため、ある程度の柔軟性を持たせた基準が望ましいのでは。
科学をベースにする医療にとって定義をすると言うことは、基本中の基本です。定義異が異なるモノ同士では議論も徒労に終わってしまいます。
記事内では大曲貴夫・国際感染症センター長が「医療従事者にとって、死者数は医療が適切に行われているかどうかを見定める指標の一つ。第2波に備える意味でも、ぜひ定義を統一してほしい」と求めた上で、「迅速性が重要なので、『陽性判明から4週間以内に死亡したケース』など、人の判断を挟まない方法が良いのではないか」と述べています。
是非早急な策定を進めて欲しいものです。
統計上の定義が統一されてないことはほかでも見受けられますが、統一しないとデータとしての意味がなくなってしまいます。これに限らず改善して頂きたいです。
定義を明示して発表していればそれで良いのでは?という気もします。

心筋梗塞による慢性心不全の患者さんが、COVID-19となって肺炎と心不全の急性増悪を生じ、集中治療中にストレス潰瘍で大量出血で亡くなったとか腎不全で亡くなったとかいうケースを考えてみます。
死因の記載は医師の裁量に任されます。悩むこともないわけではありません。

死亡診断書に記載する傷病名には複数あります。

①直接死因: 心不全?新型コロナウイルス感染症?出血性胃潰瘍?腎不全?
終末期における全身状態の悪化に伴うものは死因としませんので、よほど状態が安定している中で出血したとか腎不全になったとか考えにくい経過でなけれな胃潰瘍や腎不全とは書かないでしょう。

②原死因: 心不全?陳旧性心筋梗塞?新型コロナウイルス感染症?
→この原因として書かれている部分が死因統計に用いられます。心不全があるからCOVID-19が重症化したのか、その背景は関係なく重症肺炎となったのか、心不全としての病像が強いのか、肺炎としての病像が主だったのか、悩ましいことがあります。

③経過に影響を及ぼした傷病名: 心不全?新型コロナウイルス感染症?


はたまた最近では超高齢者の肺炎は老衰と記載しているケースもあるようで、そういう考え方なら老化による全身機能の低下した状態でCOVID-19に感染して亡くなっても死因は老衰と記載しても良いのかもしれません。(近年では老衰死が増えているのは高齢化もありますが、医師がそう書くようになったという影響が強いのだろうと思います)



死亡診断書の記載は毎年マニュアルが改訂されるほどで、医師でも記載に悩むことがあります。

わかりやすいのは感染者の死亡は事故であれ全て死亡数と計上することですが、それも解釈には問題を生じます。

少なくともどういう数字を示しているのか明示する必要があります。

もちろんグローバルな問題なので、世界標準の表示法がある方が一般には理解しやすいですし、国内でも統一した方がわかりやすいのは間違いありませんが、明示されていれば違いを考慮しながら検討することはできます。
(集計する時には各定義に合わせて計上し直す必要があるのは当然です。)
特に患者さんが高齢者の場合、何かしら持病を持っている人がかなりいらっしゃるので、コロナに感染しても死因は、持病の方だという判断が正しいという側面は頷けます。

最初の頃、愛知県で癌患者の人がコロナに感染して、フィリピンパブに行って、感染させてやる‼️と言って世論から非難を浴びた人は、確か、その後1週間もしないうちに亡くなりました。
年齢は50歳過ぎくらいでした。
こういうケースなどは判断が分かれるのではないでしょうか?
読売新聞が7都道府県と、県などとは別に独自に感染者集計を発表している66市の「計113自治体」に行った調査で、コロナでの死者の基準が異なっていたことがわかったとのこと。
記事中にありますが、統計という趣旨でいうと定義は統一したほうがいい気がします。


余談ですが、新聞社本社の専門部から地方支局に対して、自治体へのアンケート調査の「手配」(会社によって呼び名は違うようですが)がたくさんくるのですが、本社の示す「定義」と取材に対応した地方自治体の担当者の定義が異なることが何度かあり、この記事を見て、あるあるだなと思いました...
原田医師のコメントに同意ですね。

明確に定義をしないことで政府が意図的に死亡者数を少なく見せようとしている考えている人もいると思いますが、実際は多くの自治体で陽性者の死=コロナ死亡者にしているので実際より多い模様。そもそも個別の死亡診断書は現場の医師が書いているので政治的な意図はないでしょう。