FRB報告、金融セクターのぜい弱性は著しくなると警告
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一般人が受けるタイトルの印象とFed報告の内容が著しく差がある。
確かに同報告の要旨には標題のテキストが含まれているが、詳細を読む限りは、Fedの懸念は「銀行の安定性が増しているものの、生保やヘッジファンドのレバレッジの高まりや社債を抱えるMMFなどの状況が不安」というもの。
原典は以下リンクを参照。時間がなければ、中ほどの「Developments Related to Financial Stability」のボックスを読めば十分。
https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/2020-06-mpr-part1.htm航空会社の破綻、大手百貨店の破綻、モールの破綻、中小事業者の破綻・・・。金融機関の貸出先の破綻が止まりません。チェイス など大手行は貸倒引当金を積んでいますが、それで足りるかどうか。
オルタナティブレンディングを推進するフィンテックは個人やスモールビジネスのハイリスク客に融資している。ここが危ない。そこに融資している銀行も。この1年、金融セクターは相当厳しさが増すものとみられます。報告の趣旨は、コロナによって元々問題のあった、銀行やノンバンクから見ると貸出先のリスクが増大し、結果として金融セクターの脆弱性が上がるということだと思います。
その貸出先とは、一つは中小企業、もう一つは、レポートで具体的な指摘は避けていますが、住宅ローンです。
指摘としてはごくごく普通のことが報告されてます。
どちらにしても金融も今以上に厳しくなるということです。