【CEO直撃】追い込まれたホテル王、胸中を語る。

2020/6/13
「25歳で世界最大のホテルキング、人類史上初めての快挙だ」
2019年7月、ソフトバンクの孫正義氏がこう絶賛したのがインドの起業家、リテシュ・アガルワル氏だ。
2013年に立ち上げたオヨ(OYO)は創業からわずか6年で、世界80カ国、800都市以上に110万室を持つ一大ホテルチェーンに急成長した。
企業の評価額は1兆700億円に膨らみ、ソフトバンク・ビジョン・ファンドの有力な投資先としても大注目されていた。
ところが、ビジネスの急拡大の裏で問題も山積。
ホテルオーナーや利用客のクレームが相次ぎ、2020年に入ってからは新型コロナのパンデミックによって大打撃を受けている。
若きインドの起業家はこの現状をどう受け止め、危機を乗り越えるのか、5月下旬NewsPicksの編集部が、アガルワル氏を直撃した。
リテシュ・アガルワル(Ritesh Agarwal) / OYO Hotels&Homes 創業者兼CEO 
2013年、ピーター・ティールが運営する起業家プログラム「The Thiel Fellow」に激戦をかいくぐって選ばれる。プログラムで学んだことを元にオヨルームズ(OYORooms)を創業した(写真:Getty Images / Tomohiro Ohsumi)