この連載について
教養を身につけたいけども、忙しすぎて学ぶ時間が取れない。一方で、日々のニュースだけでは、体系的な知識を得られない──。そんなビジネスパーソンに向けて、NewsPicks編集部が月ごとにテーマを設定し、専門家による解説記事をお届けする。週末のひとときで、手軽に「新書一冊分の知識」を体得してほしい。
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このような分業体制を見た時に多くの人が「効率化」というキーワードを思い浮かべると思います。しかし、自社の効率化だけを目的としていては決してお客様から受け入れられません。記事の中で紹介している、あるお客様からかけてもらった言葉で自分もその意味に気づかされました。
裏を返すと、インサイドセールス が一方的にヒアリングだけしようとする。半ば強引にアポイントを取ろうとする。営業にろくに引継ぎをしていないという状況があるとしたら、このやり方は機能しません。
カスタマーサクセスとは特定の部門のことを指す事もありますが、顧客に関わる全ての部門が顧客視点で考えるという企業文化を醸成していく事だと思います。
また、分業とは「それが何の目的かも知らされずに、この作業をこなしなさい」ということを意味するわけではありません。野球でもサッカーでも、チームスポーツにおいては必ずポジションと役割が決まっています。
ビジネスは個人プレーではなく、チームで動くものであり、その時点で自分ができる役割をこなしながら、個人としては次にどのポジションをやりたいのか。そのために日々スキルを磨くことが大切だと考えています。
今回のテーマは「マーケティング」と「インサイドセールス」について。インサイドセールスは電話やオンライン会議で顧客に案内することから、従来のテレアポと何が違うのかと思いがちですが、福田さんの解説を読むと、両者は全く別物であることが理解できます。
また、営業組織の分業化と言うと、つい自社の効率化の側面ばかりフォーカスが当たりがちですが、「顧客にもメリットがある」という指摘は重要です。顧客が喜ばない限り、いくら効率化しても長続きしない。両者にメリットがあるからこそ、手法として根付いているのだと認識しました。
シニフィアンが運営する「THE FUND」の投資先でもあるベルフェイスは、電話によるインサイドセールスをより効果的に実現するプロダクトを提供している会社であり、また同社自体もSaaS企業です。
コロナ以降、対面営業が難しくなったことを受けて、同社には多くの引き合いが来ていますが、SaaS企業だけでなく、従来であれば決してインサイドセールスなど行わなかったであろう伝統的企業からも、継続的な利用意向が示されています。
コロナによっていわば強制的にオンラインでの営業をせざるを得ない環境に置かれたことで、営業する側と営業を受ける側の双方が、インサイドセールスによる商談に慣れてきたのが現状なのではないかと思います。
対面での営業がなくなることは決してありませんが、プロセスの一環としてオンライン商談を織り交ぜていこうという動きは、それなりに広がっていくのではないかと思います。
ベルフェイス
https://bell-face.com/
Zoomあいさつのアポ?手法が対面かオンラインかだけの違いに驚いた。そもそも挨拶の時間が要らない。
「分業とは「それが何の目的かも知らされずに、この作業をこなしなさい」ということを意味するわけではありません。」
正しくその通りです。
SaaSと組織における営業展開がややごっちゃな気もしますが、大きな組織での分業では、全体を見つつ、自分の仕事をこなすのは非常に困難です。
大きな組織では、業務の中身も役割も細分化されます。野球の例えもありましたが、ボールを右から左にただ渡すだけのことしかしない、というスタイルで対応されたことも取引で、数多くありました。
最終顧客は、誰で何を望み、そのために自部門はなにをすべきか、という泥臭い視点を持ちつつ、分業を活かす。
後半の記事も読みます。
30日間無料トライルなども有効なケースはあると思いますが、長期的にサービスを継続利用してもらい、依存・中毒になった顧客が自然とプレミアム会員になる、というのが理想的な気がします。Zoomの40分間制限や、Google Driveの容量制限などが例です。
この辺りのプライシング戦略の話も今後出てくることに期待です。
「組織開発や望ましい人事制度といった、より一般的なテーマでウェビナーを開催するなど、今すぐの購買につながらない層のリードを獲得して、徐々に啓蒙していく農耕型のアプローチ」
「自分から情報を提供した分だけ、相手からも情報を提供してもらえると思うべき」
「コールドコールほど非効率なものはない」
2年間やっていた予備校のアルバイトでやった営業は苦手でしたが、案外あれが今後の役に立ちそうな流れ??