新着Pick
17Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
国民の合意を得て税金を集め、国民の合意を得て使うプロセスそのものが民主主義。緊急時とはいうものの、東日本大震災時の復興特別税に類する未来を含む徴税努力は完全に捨て去って、この期に及んで10兆円という未曽有の金額の予備費を潜り込ませて使う側の合意作りのプロセスも葬った。
新型コロナウイルスによるデフレ圧力が世界を覆っているうちは良いけれど、2回の補正予算を併せて58兆円の大盤振る舞いは、いつか必ず何かの形で、合意の外に置かれた国民の負担となって跳ね返ります。それを和らげる方策は、増税やインフレの圧力を乗り越えられるほどに我が国の生産性を高めることしかないでしょう、たぶん。いまこそその努力をすべきところだけれど、財政政策と金融政策に頼りきり、我が国のビジネス環境そのものに切り込むしんどい政策が、さっぱり見えてこないところが不安です (・・;
家賃補助や持続化給付金雇用調整助成金の拡充などが主要項目ですが、需要の構造が変わってしまってますから、救うにも限度があります。
業態転換しやすい規制緩和や、新たな職種や業種への就業支援や職業訓練等も必要になるでしょう。
気になるのは、予備費に過去最大となる10兆円を計上した部分。内閣の判断で機動的に使えるお金を確保することは重要ですが、補正予算が組めてしまうぐらいの破格の規模です。国会を通さずにフリーハンドで使えるため、国会での追及逃れのためではという憶測を呼んでいます。ただでさえ不明朗なプロセスが問題になっていますから、執行のチェックも含め、今後のお金の使い方についても国会でチェックしていく必要があると思います。
兵力の逐次投入は最悪の戦略と言われますが、今回のコロナ対策は、緊急事態宣言発出の遅れといい、政府の休業要請の逡巡、休業補償をめぐるドタバタ、給付の遅延、電通丸投げと後手後手の弥縫策が相次ぎました。そして最後は10兆円の予備費に象徴されるアンコントロールの大盤振る舞いです。衆参の自民党国対の連携ミスで補正予算の成立が当初想定より1日遅れるというおまけまでつきました。それでも、日本は感染を抑えることに成功しています。
ノモンハン事件でソ連の指揮官ジューコフがスターリンに行った報告を思い出します。
「日本軍の下士官兵は頑強で勇敢であり、青年将校は狂信的な頑強さで戦うが、高級将校は無能である」
上が無能でも現場力で乗り切る日本です。