[シカゴ 11日 ロイター] - バイオ医薬大手の米モデルナ<MRNA.O>は11日、開発を進めている新型コロナウイルス感染症のワクチンについて、7月に3万人を対象とした治験を開始すると発表した。これにより治験は最終段階に入る。

発表を受け、モデルナの株価は寄り付き前取引で6%上昇した。

モデルナは治験に用量100マイクログラムのワクチンを利用。この用量で、最大10億回接種できる規模の生産が2021年から可能になるとしている。生産にはスイスの製薬会社ロンザ・グループ<LONN.S>と提携する。

用量を100マイクログラムとしたことについて、免疫効果の最大化と有害反応の最小化に最適な水準と説明。治験参加者は1年間追跡する。