株主に語った豊田社長の胸の内 11回目の株主総会①
コメント
注目のコメント
いろいろな企業の様子をみて株主総会って結構面白いなと思い始めていたのですが、社長がこういう振り返りや当時の思いが滲む言葉があると、より熱が入りそうですね。
記事より。
今にして思えば、「あれしかできなかった」というのが、私の正直な気持ちでございます。
当時、私の改革に対しては、常に「お手並み拝見」、少しでも上手くいかないことがあれば、「そら見たことか」というムードが蔓延しておりました。
こうした中で、「とにかく利益を出すしかない。利益を出さなければ何もできない」。その一念で突き進んだ時期でした。「そして、もう一つ。当時のトヨタは赤字でしたので、税金を納めることすらできませんでした。
「産業報国」を掲げてきた会社が、社会貢献の基本である税金を納めることさえできない。
当時の悔しい想い、情けない想いを、私は忘れることはできません。
「赤字は絶対にいけない」。そう心に誓った時期でもありました。」さすが豊田章男社長です。オーナー社長だからこそ語れる、と言うのは簡単だが経営者としての覚悟が伝わってくる。
コロナ禍の中、2021年3月期の決算予想を出す困難さを乗り越え社会的責任を果たすと言う感覚は素晴らしいと思う。