Netflix、ケーブルテレビで視聴可能に--日本ケーブルテレビ連盟と提携、年度内50局へ展開
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Amazonプライムビデオという圧倒的な優位を持つサービスにディズニー+というブランド力が超強力なサービスのスタートもあり、日本で二番手の配信サービスのNetflixも次々と手を打たないとならないという危機感があると思います。
新たにテレビをネットと繋いで配信サービスを利用するのは、ネット利用のリテラシーの低い人にはイマイチ踏み込めないでしょうが、ケーブルテレビなら高齢者も含め利用者の層は厚いので、ユーザー側からのハードルはかなり下がるはず。ネットとは縁遠かったおじいちゃん、おばあちゃんが気軽に使えるようになるメリットはかなり大きいのではないでしょうか。Netflixなどのユーザーグロースでは、利用者に接触する機会を作るというのが、重要なアクションの一つになります。Netflixは過去に、テレビのリモコン、スマホのプリインなどDistribution partnershipを展開してきましたが、ケーブルテレビ利用者にもリーチできるようになったのは大きいですね。
「ケーブルIDプラットフォーム」は2021年までに500万ユーザー獲得を目指しているそうなのである程度のリーチがみこめます。またデジタルリテラシーがそれほど高くない層が存在するセグメントのため、Netflix試してみようかな、というニーズとフィットがあると思います。Huluでも同様の連携があったようなので、効果事例があっての提携となったのではないでしょうか。このたび日本ケーブルテレビ連盟の理事長に就任した渡辺克也さんの初仕事ですな。33年前、渡辺さんとぼくは郵政省同期として有線放送課で係長を2年務めました。当時は多chメディアとして市場に攻め込む立場。今度は米OTTを受け止める立場。