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先日のエデルマンの調査によると、米国人の60%が「フロイドさんの殺害事件に対する企業の対応を商品購入の判断基準にする」と答えています。特に、18ー34歳の若年層は70%と、その割合が非常に高く、HBOマックスがこの作品を配信停止させるに至った背景については察することができます。
しかし、映画は報道番組ではありませんし、そもそも鑑賞する側に一定のリテラシーを求めるものだと思います。配信停止に踏み切るほどの過度なポリコレは、逆に視聴者のリテラシーを下げていく結果に繋がるのではないでしょうか。
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単純な「偏見」でなく、「南部で奴隷が幸せだった」というロマンチシズムをベースにしているところが問題と言われています。むしろ、そういう「誤った」イメージで、「黒人は奴隷だった頃のほうが幸せだった」などと主張する人が出かねません。

<追記>
作品の評価とか歴史の修正といった思想の問題ではなく、有名な映画であるだけに、HBOや親会社のAT&Tが訴訟や不買運動、場合によっては本社焼き討ちのターゲットになる恐れがないとは言えません。一方で「配信やめときます」と言うことで「BLM」をサポートしている姿勢を打ち出しているとも言えます。ビジネス的にはリスク回避として無難なやり方でしょう。
トランプさんも『風と共に去りぬ』を推してましたからね・・・パラサイトがアカデミーとったときに、パラサイトのことを貶しながら。。。。。
https://apnews.com/672b7e731ec43e40da06b1ff8c8c57ed

たしかにこのセンシティブな時代に配信停止する理由もわかりますが、ちょっとやり過ぎかなあ、とも思います。現代の基準で過去の名作を評価するのもどうかな、とも思います。注釈などつけて公開を続けるくらいが、バランスがいいのかもしれません。

極端な例ですが、たとえば『三国志』にはこんなシーンがあります。劉備が旅の途中に民家に泊まったのですが、主人は貧しかったので何も食事を出せません。そこで主人は妻を殺め、その肉で劉備に食事を出してもてなした、というような下りが(美談として)あります。もちろん現代の価値観からすれば美談どころか狂気の沙汰です。吉川英治は、このシーンに注釈をつけ、二千年前の中国の価値観を読者に丁寧に説明した上で、省略や改変をせずに出版しました。僕はそれがバランスのとれたアプローチなのかな、と思います。

まあしかし、二千年前の三国志と比べ、風とともに去ぬは時代が近く現在も論争になっていることゆえ、余計にセンシティブなのかもしれませんから、単純な比較はできないかもしれませんね。海部さんの仰ること、ごもっともです。誰も三国志を読んで妻を殺して皇帝に食べさせようとはしないでしょうが、風と共に・・・に描かれている価値観はそうは行かないかもしれませんね。難しい問題です。
意味不明… ポリコレが暴走した悪い例。今の常識で歴史的な作品を裁くって。こんなの言いはじめると、建国の父ジョージ・ワシントンやトマス・ジェファーソンも人種差別主義者だから教科書や映画とかから消すべきとなる。馬鹿馬鹿しすぎる

HBOは、人種偏見を含んでいるとして、映画「風と共に去りぬ」の配信を停止したことを明らかにした。


追記
「風と共に去りぬ」配信停止 黒人差別問題で米動画大手:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60221100R10C20A6000000/

10日時点では配信サービス内で検索しても見つけられないが、歴史的背景の説明や批判を注記したうえで再び視聴できるようにするという。「偏見の存在自体を否定することになる」ため、差別表現の削除や差し替えはしない方針だ。


全然ニュアンスが違う。これは適切な処置。共同通信の記事は誤報レベル。先日の香港で日本が中国批判声明に参加しなかった記事といい最近フェイクに近いニュースが多い。意図的なのか記者の質が落ちてるのか。どうなんだろう??
今回のアメリカの抗議運動に始まった一連の抗議活動は、このような過去の名画狩りに留まらず今や全世界に予想外の形で波及しています。

先日ブリストルで奴隷商人出身の慈善活動家として名高いエドワード・コルストンの彫像が民衆によって引き倒されたのを受け、ロンドンのカーン市長は英国で奴隷貿易に関わった歴史上の人物の彫像、建物、道路をすべて撤去すると宣言しました。
イギリスは西欧諸国の中では比較的に早期に奴隷貿易からは足を洗っているとはいうものの、世界帝国だっただけに著名な政治家や軍人の多くがこの基準に引っかかる可能性があります。
又オックスフォード大学では、ヴィクトリア朝時代の悪名高い植民地大臣、セシルローズの名を冠したローズ奨学金と、その功績を称えた彫像を撤去することが検討されているようです。
オーストラリアでも、今回の事件に類似するアボロジニに対する警官の暴力行為が指摘され、政府に非難が向かっています。
もちろんアメリカでの動きは更に過激化しており、かつての南部各州の政治家や軍人の彫像が破壊される事件が相次いでおり、その名を冠した建築物、通りの名、軍の施設を廃止する流れが加速しています。

個人的には他国のことなので、その是非についての判断は慎重にしたいと思いますが、こうした運動が社会の団結ではなく、むしろ亀裂と分断を深めることにならないか憂慮しています。
私は、風と共に去りぬは、映画も観て本も読みましたが、黒人奴隷の問題とは切り離していたと自分では自覚していますが、そんな理屈が通らないほど、今のアメリカは人種問題に敏感だということなのですね。

確かに、南北戦争後、解放された一部の黒人奴隷が自分で考えて生きることが出来ずに、元の主人のところに帰ってしまった…というのは事実のようですから、風と共に去りぬの時代を浅はかに曲解する人も出てくるのでしょうか?

人に思考をしないようにさせた奴隷制度の悲劇の本質を理解しないといけないとも思いますが…難しいですね
その時代の価値観で描いた作品が後世の価値観で封印される。そんな事態は避けたい。「当時の表現のままにしている」と邦画が注釈をつけるように、説明すれば足りる。格差の表現が問題となれば、「パラサイト」も「天国と地獄」も後世で封印されかねない。
アトランタ駐在時代に何度も読んだり見たりした風と共に去りぬの書籍と映画。1990年代半ば過ぎのことだったけど、当時も著者の “マーガレットミッチェルハウス”が焼き討ちにあうような雰囲気はありました。その一方、風と共に去りぬにちなんだ名称の南部料理のレストラン、ストーンマウンテンの巨大な一枚岩に刻まれたデービス・アメリカ連合大統領、リー将軍、ジャクソン将軍といった奴隷制度の南部の守りに当った英雄たち、保存されたプランテーションに残る奴隷小屋といった当時を思い出させるものがアトランタには溢れていました。空気の流れ次第では、そういったものも次第に封殺されて行くのでしょうか・・・
マーガレットミッチェルが描いた当時の南部の奴隷制度がどれほど史実と違っているか歴史家ならぬ私には分かりませんが、プランテーションのあとなぞ眺めていると、歴史考証が大きく違っていたようにも思えません。話の筋を離れれば、壮大なスケールの”総天然色”のあれほどの映画が80年以上も前に撮られたことに純粋に驚きと感動を覚えます。それが消えて行くのは寂しいけれど、時代の流れには抗えない  (*_*)
風と共に去りぬでメイドのマミー役を演じたHattie McDaniel ( 1893-1952) は、女優であり、歌手であり、コメディアンでした。風と共に去りぬでの演技は、オスカーでベストサポート女優賞の受賞につながりました。
アフリカン・アメリカ人では、初めてのオスカー受賞者です。

風と共に去りぬを閲覧禁止にする事は、本当にBLMのサポートに繋がるのでしょうか?

歴史を書き換える事は出来ません。
しかし学び、未来を変える事はできます。

この動きにより、過去の汚い歴史についての映画が、過剰な「人権侵害だ!」と削除の嵐にならない事を願います。
ま、一時期なものなんでしょうけど、これがエスカレートしてそういう部分の消去や修正、はたまた抹消なんてことがあるとそれはまさに焚書というべき愚行。
虚構だけではなく、史実に関してもそんなことを繰り返しているのが人間の愚かなところ。そもそも人間なんて愚かなかだから、愚かであった事実を愚かにそのまま伝えていけばいいんですよ。愚かを消そうとするからまた愚かなことを繰り返す。