【RIZAP】2年連続で赤字決算。今年度もコロナで「暗雲」漂う

2020/6/11
積極的な買収で急成長してきたRIZAPグループの経営が、曲がり角にきている。
RIZAPグループは、2019年度の決算発表を2度にわたって延期したが、6月10日にようやく発表。結果は、売り上げが2011年度以来の減収となった一方で、最終損益は60億円の赤字となり、二期連続の最終赤字を計上した。
今年度は、すでに第1四半期(4〜6月)が終盤に入っているが、新型コロナウイルスの影響で厳しいスタートとなっており、先行きは非常に不透明だ。
短期間で売り上げが2000億円を超えたRIZAPグループは、この苦境をどう乗り越えるのか。4つのグラフとともに分析していく。

売り上げは「200億円減少」

RIZAPグループの売上高は、2018年度(2019年3月期)まできれいな右肩上がりを続けてきたが、2019年度(2020年3月期)は大きく落ち込んだ。2018年度に比べて8.8%(196億円)減少し、2029億円となった。