[ソウル 9日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)の趙潤済(チョ・ユンジェ)委員が、同国経済は日本のようなリセッション(景気後退)に陥る可能性があると述べた。韓国の聯合ニュースが9日報じた。

報道によると、趙委員は地元の会合で「現在のペースでは、韓国の経済成長率がゼロ%台になる可能性がある。韓国経済が持続的に発展していくためには全面的な改革が必要だ」と指摘。「韓国経済は日本のように長期的なリセッションに陥る可能性がある」と語った。

韓国銀行(中央銀行)は5月28日、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げ、過去最低の0.50%とした。利下げは今年2度目で、全会一致の決定だった。