[5日 ロイター] - 米当局が新型コロナウイルス感染拡大への対応に奔走していた4月に、連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長がほぼ毎日、ムニューシン財務長官と協議していたことが、FRBが5日に公表した文書で明らかになった。

FRBの文書によると、パウエル議長とムニューシン長官は4月に21回にわたり電話で協議。回数は3月の約2倍となった。

パウエル議長は上院共和党トップのマコネル院内総務らの議会重鎮とも計14回の電話協議を行ったほか、米資産運用大手ブラックロック<BLK.N>のラリー・フィンク最高経営責任者(CEO)とも2回会談した。FRBはフィンク氏に対し緊急措置で助言するよう求めている。

パウエル議長は公衆衛生の専門家とも面会。4月13日にはジョンズ・ホプキンズ大学関係者の説明を受けた。