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日経平均株価は167円高で5日続伸となり、3カ月半ぶりの高値となっています(5連騰は今年初、19年10月後半の7連騰以来)。
米国株は小動きでしたが、4日で800円強上げた後の週末で、しかも米雇用統計待ち、前場の間は利益確定売りが優勢で、130円安など軟調でした。
4月の家計調査で実質消費が11%落ち込んだのも重しとなったようです。
ただ109円台の円安進行や好需給もあり、後場は買い直されてプラスに浮上、そのままジリ高を辿り、結局この日の高値圏で引けています。
米雇用統計は失業率のワースト記録が出そうですが、もはや悪材料視されないとの読みもあったようです。
空運やハイテク株が堅調でした。
週を通せば985円高と3週続伸、東京アラート発令はあったものの、経済再開期待の方が優りました。
テクニカル的にも、再び2月下旬の窓埋めを狙う展開となりそうです。
来週はGDP改定値や米FOMCがあって、週末は先物オプションSQです。
経済/業績回復のリアリティを精査しつつ、23000円台の戻り余地を探ると観ています。
3か月前には誰も想像できなかった強い相場です。日本だけではなく、アメリカは当然として、コロナ禍が収まらないブラジルやインドまで力強い相場展開となっています。コロナ禍のような外的ショックに対し、過剰反応して過度な金融緩和や景気対策を取った、と市場は判断を下したと見なして良いと思います。1997-8年にも類似の現象が発生しました。アジアの通貨危機、日本の金融危機、ロシア破綻、ブラジル通貨危機、トルコ通貨危機、アメリカの巨大ヘッジファンド破綻と危機が続き、一連の対応策が取られた後、世界の株価はIT革命を囃し立ててバブルに入って行きました。歴史は繰り返しますね。