がけっぷち丸紅が未来を託す「外部人材」
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注目のコメント
いずれの商社においても、出戻りや外部人材の登用は進んでいる印象がありますが、生え抜き人材の登用との絶妙なバランスが重要になると思います。
新卒で総合商社に入社する人は、コンサルや投資銀行は中途採用の間口が大きいから、とりあえず総合商社に入る、という人も多いです。総合商社も中途採用に大きく舵を切ると、新卒採用市場での戦い方に影響する可能性がある。
また、総合商社には「新規事業の機会」や「子会社の経営をする機会」が豊富にあると期待して入社してきた人にとっては、外部人材がその様なポジションの多くについてしまうと、摩擦が起きる可能性がある。
若手の退職者も増えてますし、自前主義からの脱却は自然な流れだとは思いますが、歴史的に生え抜き文化でやってきた会社が人事を大きく変えるのは、絶妙なかじ取りが求められそうです。そういう意味で、出戻りが一番扱いやすいので増えているのかなという印象です。『──次世代事業開発本部ならではのビジネスの芽の見つけ方はどんなものですか。
大本 時間軸の設定がすごく重要だと思っています。上場会社として四半期決算で足元の収益を立てていくというプレッシャーと、超長期に成長トレンドの中で忍耐しながら事業開発をしていくこと、そのバランスを取っていくことが大事であり、課題です。』
これはまさに。短期では矛盾する施策をどう長期でバランスさせ、企業価値最大化を実現していくか。ビジョン、ミッションとどう結びつけていくか。
そして企業規模が大きくなるほど経営の難易度が上がる。GEのウェルチが『街角の商店を営むように経営する』と言っていたが、企業規模が大きくなるほどシンプルにするのが難しくなる。知らない間に複雑なルールや制度、慣習、そして既得権が出来ている。いままでの当たり前をいかに疑い、いかに新しい環境にアップデートしていくか、が問われていると思う。2つ思ったこと。(1)海外で多くの展開をし多様な人材を採用しているはずの総合商社でも「外部人材」という言葉があるんですね。(2)丸紅愛という言葉が出てきましたが、これはやっぱり刷り込み効果でしょうか?であるとすれば、新卒一括採用も実はすごく戦略的で意味があるかも。
総合商社は丸紅に限らず研修などを通じて少なからず付き合いがありますが、元気な社員が多いという印象です(夜は特にそう)。そうした人たちが思う存分活躍できれば、会社だけでなく日本も変わる、そんな突破口になってほしいと思います。