[ロンドン 4日 ロイター] - 英自動車工業会(SMMT)が4日発表した5月の新車販売台数は前年同月比89%減と4月(同97%減)に続いて大幅な落ち込みとなった。ロックダウン(都市封鎖)が自動車ディーラーを直撃した。

5月の販売台数は2万0247台と同月としては1952年以来の低水準だった。

1─5月は前年同期比51.4%減少した。 ただイングラントでは今週ショールームが再開しており、回復の加速が期待されている。

SMMTのマイク・ホーズ最高経営責任者(CEO)は「改善の傾向がみられるが、今後数週間、数カ月の需要の行方を予想するのは時期尚早だ。この市場の再開は、英国の自動車メーカーとサプライチェーンの復活、そして経済を支える上で重要な第一歩となる」と述べた。

英国が欧州連合(EU)との新たな貿易協定なしに離脱移行期間(12月まで)を終える可能性も、自動車メーカーの重しとなる公算がある。一部のメーカーは、欧州大陸との間で密接なサプライチェーンを構築している。

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