[3日 ロイター] - オバマ前米大統領は3日、インターネットの討論会に参加し、白人警官による黒人男性暴行死事件やその後の抗議デモなどについて、問題解決に向けて皆が一緒になり取り組む機会になると強調した。

オバマ氏は「ここ数週間の出来事は悲劇的であり、困難であり、恐ろしく、そして不確かな事であるが、人々を根本的な問題に目覚めさせる機会になった」と指摘。こうした出来事は、米国を変えるために皆が協力して問題に取り組む機会になるとした。

また、黒人など有色人種の若者らに対して「あなた方は重要であり、あなた方の命や夢も大切だということを分かってほしい」と訴えた。

討論会は、2014年に武器を持たない黒人青年マイケル・ブラウンさんがミズーリ州ファーガソン市で白人警官に射殺された事件受け、オバマ氏が立ち上げたプログラムが主催した。

オバマ氏はまた、全米の全ての知事に対して、警察の武力行使に関する政策を地域社会と共に見直すよう訴えた。