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大企業のCVC=CSRと揶揄される状況で、スタートアップとの溝を埋める役割は非常に価値があると思いました。ただ、優越感と劣等感の入り混じった大企業の体質って、今後も変わらないっていうことなんでしょうか。大企業はWEINのようなところに「丸投げ」するしかないのでしょうか。何とかならないのかなと、これは自分への問いかけとしても思います。
ファンドのメンバーに対して、厳しくも温かい言葉をかける高岡さん。ご本人が事例として挙げたのは「大企業とスタートアップの断絶」ですが、我々も心地のいい相手とのみ付き合っていないか、内輪で固まって満足していないか、自省させられます。
本日22時より、高岡さんが「ビジネスの新しい現実」を語るインタビューを配信します。未来へのヒントに満ちていますでの、ぜひこちらもご覧ください。

【高岡浩三】働き方・経営・マーケ、ビジネスの「新しい現実」
https://newspicks.com/live-movie/739/
世界一の食品会社、ネスレジャパンの社長を長く務めていた高岡さんがベンチャー業界に来てくれたのは、大きな希望。溝を埋めて欲しい。
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一方、僕が課題に感じているのは、大企業の経営者とスタートアップの経営者には大きな溝があることです。得てして大企業の社長はふんぞり返って、若いスタートアップ経営者を「元気でパッションがある」と言いながらも、下に見ているわけです。
一方で若い経営者は、情熱はあるけども、ノウハウが全然ない。しかも「年寄りの経営者はITのことは全然わからない」と、心のどこかでバカにしている節がある。
高岡さんは本当にすごいサラリーマン経営者だと思います。食品メーカーであるのに、「人口減の日本市場だけで結果を出し続けろ」といわれ、それを見事に達成しました。ラッキーパンチではなく、継続して成長させつづけたというのがすごい。しかも時期が来るとスパッと会社から退かれました。

このインタビューでも言葉の端々に高岡さんらしさを感じます。

<金銭的に困っているわけではありませんが、自分の実力を測る上で、個人でどれくらい収入を得られるのか試したくなりました。>

<というのも、このメンバーで、僕しか成功体験を持っていないんですよ。溝口は情熱はありますが、正直言ってFiNCを軌道に乗せたわけではない。成功体験がないと、偉そうなことを言っても相手に響かない。だから溝口には、「とりあえず謙虚になれ」と言っています。>

しびれますね。高岡さんの話し方の特徴は「そのまま英語になること」だと思っています。表現はストレート、ロジックは明晰。あいまいさを残さないが、押しが強すぎるわけでもない。伝わるでしょうか。

私が高岡浩三さんにはじめて取材したのは2011年のことです。プレジデント誌の連載「経営者の一冊」でした。この欄はいまの誌面にはないのですが、経営者の人柄を知るのに便利で、私はよく活用していました。

プレジデント誌での社長取材では「経営とは関係ないこと」を聞きます。時間の使い方、部下の叱り方、本の選び方。身近なテーマからビジネスの要諦をあぶりだすのがうちの真骨頂です。そして、そういう話のできる経営者をいつも探していました。この欄は300字弱と短いのですが、本の話を聞くと、新聞記事からはわからない「経営者の人柄」がよくわかります。

高岡さんの当時の記事を掘り出しました。この一節がしびれます。

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本書は「リーダーシップは自身に忠実であることから始まる。何ができ、何ができないかを示せ」と論じる。初の生え抜き社長として、私も徐々に「らしさ」を出しているところだ。
https://president.jp/articles/-/2178
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このあと2012年には俳優の中村雅俊さんとのツーショットを「人間邂逅」という連載で撮影するのですが、そのときのエピソードも印象深いです。いいところで紙幅が尽きました。その話はまたあらためて。
IPO数をこのまま増加させながら、大企業によるスタートアップ買収を激増させ、比率をせいぜい3:7くらいにもっていく(アメリカは1:9で圧倒的に大企業によるM&Aで日本は7:3ほど)。モラルハザードも起きまくるだろうが、循環のための社会コストだと思えば、いいと思う。CVCを運用するより、はるかに痛々しいリアルの学びがあり、またどうせ本格的なPMIをしない大企業による中規模・大企業買収をやるよりは、根本からの企業変革力としての作用は必ずある。何よりも「大企業が買うだろう」という生態系の存在は(デメリットもおおいにあるけど)挑戦者の培養戦略としてこの上なく有効。

・スタートアップのサービスを大企業が率先して買う
・スタートアップ企業自体を大企業が率先して買う
これをやりましょう。そして買ったら、上から押さえつけるなんて愚の骨頂で、全くその逆をとる。どんなに未熟でも合わないと感じても(それで買っちゃ双方にまずいのだが)、敬意と応援の精神で挑戦者を仲間に向かい入れ喜び励まし合う。敗北者を買うのではなく自分たちの知らないゲームの次のチャンピオンを買うのだから、全てを挑戦者に期待し任せる。スタートアップ界もこの社会の断絶を埋めるため期待や信頼を裏切らないようプロの規律を守る。VCだって担保主義だ、大企業による買収が一般になれば50倍程度のベンチャー投資規模は埋まってくる。本物の起業家はリテンションロックを放り投げてでもすぐに大企業など飛び出して次をはじめる。そして社会は循環する。
続々とCVCが誕生し、一時期はこれでもか、というくらい大企業によるオープンイノベーションプラグラムが実施された。でも提携の成功例はまだ数えるほどでは。大企業とスタートアップの溝を埋める高岡さん・WEINの挑戦に期待します。


「大企業がスタートアップに投資をして、デジタルトランスフォーメーションを果たし、最終的にはM&Aをするような図式を日本中で作っていきたい。」

「僕が課題に感じているのは、大企業の経営者とスタートアップの経営者には大きな溝があることです。
得てして大企業の社長はふんぞり返って、若いスタートアップ経営者を「元気でパッションがある」と言いながらも、下に見ているわけです。
一方で若い経営者は、情熱はあるけども、ノウハウが全然ない。しかも「年寄りの経営者はITのことは全然わからない」と、心のどこかでバカにしている節がある。」
何歳になっても、どんな立場になっても謙虚に学ぶ姿勢を持ち続けることが大事とよくわかります。
溝口さんがスタートアップ経営者の人脈、本田さんがtoCの一般消費者への影響力、高岡さんがtoBの経済界への影響力があるのはファンドとして美しい掛け算だなぁ。
大企業の強いマネジメントやマーケティングを知っている経営者(一部社員)とスタートアップのマッチングは、日本はまだまだ遅れている。
この連載について
ビジネスの話題に関するNewsPicksオリジナルのインタビューやレポート
ネスレ日本株式会社(ネスレにっぽん、ネスレにほん)は、スイスのヴェヴェーにある売上高世界最大の食品メーカーネスレ (Nestlé S.A.) の日本法人である。日本ではコーヒーが主力商品だが、菓子やパスタ類なども扱っている。本社は兵庫県神戸市に所在。2013年に創業100周年を迎えた。 ウィキペディア

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