【高岡浩三】僕の役割は、大企業とベンチャーの溝を埋めること
NewsPicks編集部
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先日の須藤さんとの対談記事でも言いましたが、ネスカフェゴールドブレンドの「違いがわかる男」のテレビCMをプランナーとして制作していた僕は、「ネスカフェバリスタ」「ネスカフェアンバサダー」「ネスレアミューズ」と立て続けに打ち出される高岡さんの改革に衝撃を受け、「このままでは認知獲得のフェーズしかやれないクリエイティブディレクターになってしまう」という危機感を抱き、2009年にデジタルへシフトすることを決意しました。
この記事にもありますが、デジタルを身につけるには、優秀な若い先生を見つけて教えをこうのが一番です。プライドが邪魔をしてこれをやれない人は、おそらくこれからもっと苦労することになってしまいそうです。
高岡さんの影響をモロに受けて、デジタルとのハイブリッドになることができたクリエイティブディレクターもいるので、電通もまだまだサイバーエージェントさんに負けないことを示して行きたいです(笑)大企業のCVC=CSRと揶揄される状況で、スタートアップとの溝を埋める役割は非常に価値があると思いました。ただ、優越感と劣等感の入り混じった大企業の体質って、今後も変わらないっていうことなんでしょうか。大企業はWEINのようなところに「丸投げ」するしかないのでしょうか。何とかならないのかなと、これは自分への問いかけとしても思います。
ファンドのメンバーに対して、厳しくも温かい言葉をかける高岡さん。ご本人が事例として挙げたのは「大企業とスタートアップの断絶」ですが、我々も心地のいい相手とのみ付き合っていないか、内輪で固まって満足していないか、自省させられます。