【人事ウォッチ】カリスマ永守が今、続々採用する幹部人材とは

2020/6/4

野心達成に「再アクセル」

2020年度で売上高2兆円、30年度に10兆円──。その巨大な目標達成に向けて、日本電産で「人事」が動きだした。
今、日産自動車の幹部人材が続々と日本電産に入社している。
2020年4月に、日産のナンバー3で副COOだった関潤氏がモーター大手の日本電産社長に就任した。
関氏(左)と永守氏(右)(写真:東洋経済/アフロ)
それから2カ月がたった6月、幹部クラスの桜井隆幸氏、村越慶太郎氏、泉田金太郎氏の3人が新たに電産の執行役員として入社している。
この人事から、車載事業の急成長を狙う永守重信会長の野望と焦りが透けてみえる。