米シェール企業、一部で生産再開の動き 原油価格回復受け
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我が国は自動車等の輸出で貿易黒字を生んで、原油等で貿易赤字を生んで、貿易収支を均衡させています。原油、天然ガス、飼料、食料といった必要不可欠なものを輸入に頼る以上、広い意味で貿易収支を均衡させながら成長せざるを得ない宿命です。
新型コロナウイルス問題や米国からの圧力でこのところ自動車を始めとする輸出が大きく落ち込む一方、輸入数量はさして落ち込まず、貿易収支は赤字気味。輸入金額も減ってはいますが、これは原油価格の低下によるところが大きく、原油価格が反転すれば貿易赤字が定着しかねません。OPEC主導で原油価格がかつてのように高騰したら大変です。
そんななか、原油価格が一定水準を超えたら米シェール企業が生産再開して原油の高騰を抑える構図は、我が国にとって基本的に良いことであると感じます。シェール企業の債務問題の深刻化も抑えられるでしょうし。ただ、トランプ大統領がOPECに約束したはずの米国の減産はどうなるか・・・ (^^)v原油価格は下がりすぎた。アメリカのシェール企業潰しの戦略絡みだった。埋蔵量が決まっている資源が安値のままであるはずがないから、原油価格回復、米シェール企業の生産再開は関係者にとって想定通りだろう。