高雄市長の解職問う住民投票6日実施 成立すれば台湾初

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
台湾南部・高雄市の韓国瑜市長の解職の是非を問う住民投票に足を運ぶよう、台北市でも呼びかける反市長派=台北駅前で2020年5月20日、福岡静哉撮影
台湾南部・高雄市の韓国瑜市長の解職の是非を問う住民投票に足を運ぶよう、台北市でも呼びかける反市長派=台北駅前で2020年5月20日、福岡静哉撮影

 台湾南部・高雄市の韓国瑜市長(62)の解職の是非を問う住民投票が6月6日に実施される。韓氏は2018年12月に市長に就任したが、対中融和路線の野党・国民党から20年1月の総統選に出馬して大敗。「市長職をないがしろにした」と、反市長派の市民がリコール(解職請求)した。各種世論調査では解職に賛成する意見が多い。解職が成立すれば市長で初めて。

 台湾では総統選に出馬しても市長を辞職する必要はない。韓氏は、18年11月の統一地方選で歯切れの良い演説と庶民的な風貌がブームを起こし、与党・民進党が地盤とする高雄市で市長選に勝利。勢いに乗って19年6月、総統選への出馬を表明し国民党から立候補したが、民進党の蔡英文総統に大敗した。

この記事は有料記事です。

残り206文字(全文517文字)

あわせて読みたい

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月