[モスクワ 1日 ロイター] - ロシア大統領府は1日、トランプ米大統領がプーチン大統領と電話会談を行い、ロシアを今年の主要7カ国首脳会議(G7サミット)に招待する考えを伝えたと明らかにした。

トランプ大統領は5月30日、6月末の開催を目指していたG7サミットを9月以降に延期する方針を明らかにすると同時に、オーストラリア、ロシア、韓国、インドを招待する考えを表明。ただ英国とカナダはこの日、ロシアの招待を支持しないと表明した。

ロシア大統領府の発表に先立ちペスコフ大統領報道官は、トランプ氏のG7招待について、「プーチン大統領は全ての方面における対話を支持している。ただこの件に関しては、招待を受けるにはより詳細な情報が必要になる」とし、「提案の詳細についてはまだ情報は得られておらず、公式なものかもまだ分からない」と述べていた。

米ホワイトハウスは声明で、両首脳が「G7サミット開催に向けた進展」を巡り協議したと明らかにした。「効果的な軍縮の必要性」についても協議したという。

ロシア大統領府によると、両首脳は石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」の協調減産のほか、新型コロナウイルス対策などについても意見を交換した。

ロシアはクリミア併合を受け、2014年にG8から排除された。

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