基礎的収支の赤字が66兆円に 財政審、コロナ巨額対策で
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財政赤字は今後も当面は増え続けますが、コロナ対応・経済支援のエンドゲームをどうしましょう、という話が出てくるかと思います。
また他にも、民間事業者への政府支援は、新たな国家間ダンピング競争のような相を呈してくる可能性があります。
国内要因
・コロナからのV字回復は望めず、回復しないであろう事業者や雇用の大幅な流動化の可能性がある中、有権者たる民間事業者への補助の打切りは不人気なため、中々やめづらい
https://newspicks.com/news/4832203?invoker=np_urlshare_uid739558&utm_source=newspicks&utm_medium=urlshare&utm_campaign=np_urlshare
・更に（下記Economist記事にも少しありますが）補助金/減税は、政治家/所管官庁と事業者にとっての禁断の果実。今使うことは正しくても、ディシプリンを持たなければ、やめられなくなる
国際要因
・他国政府が民間事業者に大幅な補助金/減税を続ける中で自国のみコロナ対策を打ち切ると、輸出競争上不利になる（囚人のジレンマ）
・これはEUのような同一経済圏内では更に深刻な問題。Economistの今週の下記記事はおすすめです https://www.economist.com/node/21786911?frsc=dg%7Ce https://www.economist.com/node/21786918?frsc=dg%7Ce
その中でのダイナミズム
・囚人のジレンマの一面がある一方で、財政余力のある国（日本、米国、ドイツなど）と無い国（財政状況がコロナ前から弱い欧州小国や、外需・外貨依存度が高い東南アジア諸国）では圧倒的に有利不利の差の出る話でもあります
・国家間貧富の差は短期間で拡大しかねず、また、国際関係は急速に悪化する可能性
・国際協調がうまくできると良いのですが、、もっと赤字増えると思います。
というのも、この試算はほぼ補正の国債増発額を足している金額に近いですから。
ただ実際は、経済の悪化によって税収も減りますから、ここも考慮すればＰＢ赤字は80兆円を超えてくると思います。お願いだから間違ってもこれが国民の借金だと思わないでくださいね。国民は貸している側ですから間違っても我々が返す事はありません。しかも国債は100%円建てなのでいつでも円を刷って返せますからね。政府の借金は国民の所得なのでもっともっと支出を増やす事が得策です。ちなみに政府はもう既に円のマネタリーベースを200兆円前後増やしておりますがインフレ率2%にすらなっていません。だからハイパーインフレ(インフレ率2000%)になる！というお話はやめてくださいね。
