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Apple is among the largest companies in the world, with a broad portfolio of hardware and software products targeted at consumers and businesses.
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記事には売上高が1兆5000億円弱、営業利益が約5000億円と書いてある。「え? 営業利益率3割越えの下請けなんてあるの」と。
記者が営業利益をミスで一桁多く入力してしまったのではと、疑ってしまったほどです。
・日本では「受託生産」というと「下請け」のイメージ。
・「下請け」というと「儲からない、搾取される側」のイメージが少なからずありました。
当時、私は中小ものづくり企業を取材していましたが、今以上に「ものづくりは儲からない」「脱・下請け」という言葉が多く飛び交う中、TSMCの「イカれた」利益率には、嬉しくも感じました。
同時に「下請け」とは何かとも考えさせるきっかけになりました。
「自社製品持つ・持たない」は、もはや関係ないな、と。
仮に自社製品を持っていても、
・突出して優れたものがなく、代わりの商品サービスがいくらでも見つかる
といった企業は、最終消費者にとってはただの「下請け」で、安値でたたかれる。
一方、下請けと呼ばれようが受託加工でも、
・突出した優れた何かを持っている
・顧客の声に先回りして提案できる
のであれば、簡単に代わりが見つからないので、値下げ要求が少なく利益率が高い。
エヌビディアやクアルコム、アップルは、技術の先端を走るTSMCのロードマップ(技術計画)を参考に半導体開発しています。
スマホもゲーム機も性能進化はTSMCの技術次第とも言える。まさに後者の事例に当てはまります。
ビジネスパーソン個人に例えてみても、
・何でもこなせるけど、突出した強みがない
・指示待ち人間
これがまさに下請け企業の個人版で、その会社で苦労役ばかり。
にもかかわらず身に付くものといえば、その会社でしか通用しない人脈とスキルのみ(苦労に対して報われない低利益率)。
一方、会社から見て、従順には映らなくても、
・突出した強みを持つ
・会社や上司の方針に先駆けて計画立てる
そうした人材こそが企業に必要で、これから価値を高めるだろう。
このようなキャリア観について早い段階で考えたのも、TSMCのおかげでした。
恐らく後編でやるのでしょうが、この問題を見越して既に先月、米アリゾナに1兆円強を投じて工場建設を発表済みです。
これは米中問題、中台問題でもあるが、通底するのはテクノロジー冷戦、技術保護主義。これは向こうしばらくは不可避なトレンド。
日本もこの辺頑張ってます。全くもって他人事ではない。
https://diamond.jp/articles/-/236721
今や世界のハイテク製品には欠かせない存在で、その重要性がゆえに、米中対立に巻き込まれてしまいました。本記事では、そんなテクノロジー戦争における「オセロの隅」のような超重要企業を図解しています。
台湾のシリコンバレーと言われる新竹,
特に新竹サイエンスパークは,本当に富んだ企業ばかりが近接していて,
少し歩くだけでも,その急成長を体感できます.
台湾の半導体が世界トップの22%近くを占有しているという記事もありますが,
TSMCだけではない,台湾の凄さと,合間に挟まれた辛さを感じてしまいます.
参考:
台湾半導体生産能力は世界トップの21.8%占有, 電子デバイス産業新聞, 2019/10/4
https://www.sangyo-times.jp/article.aspx?ID=3106
下記は2019年頭のPickだが、ここがずっと本命だった。
装置も材料もあり、製造にこだわりを持っている日本が、特に90年代に半導体のビジネスモデルを変えられなかったのはただただ残念。
https://newspicks.com/news/3573788
中国のファンドリーとしてはSMICがある。ただ技術レベルの差は、下記記事が分かりやすい。
https://newspicks.com/news/4951590
記事中では勝ち組、負け組という表現がありますがどちらが良いというものではないと思います。いま現在どちらのビジネスモデルが上手く行っているように見えるかでしかない。
昔半導体業界にいたのでTSMCに勤める台湾人の友人が何人かいます。TSMCがある新竹は台北からも近いので、私が台北に行くたびに会いに来てくれてガイドブックに書いてない美味しい小籠包のお店に連れて行ってくれます。というか、「Toshi、今度台北に来るんだって?なんで俺に言わないんだ。いつの夜があいてる?」と毎回声をかけてくれ、会いに来てくれる友人たち、大好き。TCMCは給料もすごくいいそうです。ただ、やはり給料がいい企業はやはり競争やノルマがすごいというのが友人たちから聞いた印象。
話がそれたので元に戻します。新竹には国立清華大学、国立交通大学というトップ大学があり、台北にある台湾国立大学も電子工学部(学科ではなく、電機情報学部という学部です)を擁するなど人材も抱負。さらにはMediaTekなど逆に半導体デザインだけに特化したファブレス企業の存在も大きい。
日本にもファブレスで成功を収めたザインエレクトロニクス、最先端のプロセス技術を追わないことでコストメリットを出しているロームなど様々な成功企業があります。また、ロームは人の採用の仕方も面白い。
そもそも、バーゲニングパワーは川上川下関係なく、そのファンクションの寡占度合い(ザックリしたシェアではなく、特殊な知財や品質含めて細かく見たもの)でほぼ決まる。
たまたま完成品メーカーや設計レイヤーが伝統的に日本では寡占度が高かっただけ。
TSMCやFoxconなど、製造技術と規模の経済で寡占化して交渉力が強い企業は台湾では多い。
なぜ台湾出身の企業に多いかは研究に値するテーマだと思います。
同じように20世紀後半に日本と中国に挟まれた境遇であった韓国と台湾でなぜ違う二つの道を歩んだのかはかなり興味深い。
しかも、スピンオフして創業したのは56歳。普通なら安定した生活を求める年齢ですが、大きなリスクをとりにいった。胆力がちがう。
半導体ビジネスはいつしか投資産業になったときから、日本企業がついていけなくなったというのが事実。途中何度かチャンスはあったけど、円高が来るたびに技術と工場が海外に流れていくというしくみ。
農業と同じく、ある程度技術を守るというスタンスや規制がないと難しかったなという印象ですね。