[フランクフルト 31日 ロイター] - ドイツ経済省は、近く打ち出される景気対策の一環として50億ユーロ(56億ドル)規模の自動車購入支援スキームを提案した。事情に詳しい関係筋2人が31日、明らかにした。

ドイツ政府は新型コロナウイルス流行後の景気回復を後押しするため750億─800億ユーロ(830億─890億ドル)規模の対策を検討している。ビルト紙日曜版が伝えた。6月2日に発表される見込み。[nL4N2DD0WV]

関係筋によると、経済省の案は7万7350ユーロ未満の電気自動車や通常の自動車を購入した人に補助金を支払う内容。年内の時限措置とする。

同省はコメントを避けた。

ただ、連立政権内では内燃機関を使った自動車の購入支援に懐疑的な見方もあり、経済省の案がそのまま通るか不透明な状況だ。