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設備投資の増加に意外感があるかもしれませんが、そもそも設備投資は景気の遅行系列であることに注意しましょう。
特に、法人企業統計の設備投資は工事進捗ベースということもあり、景気動向指数の遅行系列にも採用されてます。
ですので、コロナの影響は4-6月期以降に現れてくると思います。
まあ、コロナの悪影響だけではなく、巣籠やリモートに対応した押上げの影響も出てくるかと思いますが。
企業業績が悪化するなか、感染防止のため建設工事の中断が相次ぎ鉱工業生産も急速に悪化する、そしてそもそも設備の商談さえままならない、ということで設備投資計画が下方修正されるのは必至の情勢ですが、4月9日に出た日本銀行の“さくらレポート”の時点ではまだ省力化や研究開発を中心に「設備投資は、緩やかに増加している」となっていて、経済の比較的早い回復を期待する向きも多かったですから「設備投資は前年同期比4.3%増と2四半期ぶりにプラス」というのは、意外感があるかもしれないけれど、ある程度予測できたところかもしれません。先行きを占うのはこの先の動きかと思います。