【解説】シリコンバレーは「同級生」で作られている

2020/6/5
なぜシリコンバレーで活躍するのが、日本人にとって難しいのか。
それはシリコンバレーに息づいている、投資家たちのネットワークの中枢に、なかなか入ることが難しいからだ。
ピーター・ティール率いるペイパル・マフィア、スタンフォード大学のコミュニティ、そしてお金持ちになった起業家が、エンジェル投資家になるという世代サイクル──
ちまたでよくささやかれるそんなネットワークは、どのように機能しているのか。そもそも、本当にそのようなネットワークは存在するのか。
アメリカでも屈指のベンチャー投資家の養成機関「カウフマンフェロー」の名誉会長であり、SOZOベンチャーズの共同創業者でもある、フィル・ウィックハム氏にそのダイナミクスを聞いた。
フィル・ウィックハム(Phil Wickham) / SOZOベンチャーズ共同創業者
起業家として日本でレフェレンスメディアを創業し事業売却に成功。その後、ジャフコ・アメリカにゼネラルパートナーとして参画する。また米国屈指のエリートキャピタリスト養成機関カウフマンフェローの名誉会長も務める。SOZOベンチャーズではツイッター、スクエア、コインベース、ズームといったトップの案件を手がけている(写真:SOZOベンチャーズ提供)


レクチャー内容は「門外不出」