【秘録】ピーター・ティール、天才が日本でやりたい事
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当時、パランティアとSOMPOのニュースはとても驚きました。下記ご参考まで。
■設立発表
https://japan.zdnet.com/article/35145687/
■数ヶ月後
https://dime.jp/genre/831503/
注目のコメント
Palantir に関しては、謎の会社と言われてきましたが、ドイツ系のアメリカ人Dr. Karpの言葉を借りると「ドイツのクラフトマンシップ」の精神が根付いた地道さと、世界の大問題を解決するというシリコンバレー的な野望が詰まった会社だと思います。
忘れられない経験としては、彼らのデモがあまりに衝撃的で、顧客が本当なのかしばらくは何が起こったのか呆気にとられて誰も喋らなくて、価格も聞かないし、誰も他社との比較も持ち出さないという、Zero-to-One を体感する瞬間に何度も立ち会わせていただきました。VCのエキサイトメントの象徴のような素晴らしい経験ができて大変幸せに思っています。皆さんにその興奮の一端が伝われば幸いです。PalantirはSozoに参画してから継続的に関わっている案件です。アレックス・カープと櫻田さんの打ち合わせにも同席していましたが、アレックス・カープが遅刻して、ジャージで現れたときは度肝を抜かれました。トップ同士の波長が合うという点で非常に印象的でしたし、Sompoさんが「自分たちが選ぶ立場ではない」ということを自覚され、台頭な視点でディスカッションをされていたことを強く覚えています。また記事では細かく触れられていませんが、トップのコミットメントに加え、現場の方々の継続的な取り組みも今回のパートナーシップの大きな要素だと思います。
シリコンバレー案件はスピード勝負という印象を持たれるかもしれませんが、世の中に大きな影響が多い案件ほど時間もかかりますし、様々な根回しが行われます。「社内のキーパーソンを巻き込み、胆力をもって取り組む」といった通常のプロジェクトでは当たり前のことがシリコンバレー案件でも当てはまると強く思います。
またSozoの活動に関して、投資できたからそこまで投資先をサポートせずに次の投資獲得にリソースを割けばいいのでは?という疑問を持たれるかもしれませんが、記事中でも言及したように有力ファンドに実際の価値を示すことが次の投資につながってきます。実際我々がFlexport(Foundes Fundの主要投資先)に投資ができたのも、Palantirへのサポートが大きな意味を持っていました。シリコンバレーでもっとも影響力をもっている、連続起業家のひとりであるピーター・ティール。彼が2004年に創業したパランティアというビッグデータ解析企業は、すでに数兆円ともいわれるユニコーン企業になっており、昨年11月に日本のSOMPOと合弁会社をぶち上げました。
しかし、このティールの日本市場でのビジネスを支えてきたのが、小さな小さな、ベンチャーキャピタルのSOZOだと知る人は、ほとんどいないでしょう。警察、防衛省、メガバンク、コンビニ、システムインテグレータをかき分け、日本上陸を請け負ってきたのです。
2020年にも上場すると言われている、この最注目のパランティアは、どんな会社なのか。なぜそのトップ企業に、日本のVCが出資することができたのか。簡単には美味しい話は手に入らない、ベンチャーキャピタルの苦労の舞台裏を、ここに紹介します。ぜひご一読ください。