【3分解説】スペースXの有人飛行は、何が「歴史的」なのか

2020/6/1
パンデミックで覆われた世界に、久しぶりの朗報が舞い込んだ。
日本時間5月31日未明、イーロン・マスク率いる宇宙企業、スペースXが開発したロケット「ファルコン9」が米国・フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。
そして民間企業として初めて、2人の宇宙飛行士を乗せた宇宙船「クルードラゴン」を国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングさせることにも成功した。
今回の打ち上げ成功は、まぎれもなく人類による宇宙開発史の大きな転換点だ。
しかしその「すごさ」は、宇宙関係者や一部のファンを除いては、正確に伝わっていない。
その意味合いや背景を、NewsPicksが3分でアップデートする。
UPI/アフロ

9年ぶりの「歓喜」

「このゴールに向けて18年を費やしてきたんだ。達成したなんて、信じられないよ」
この日を誰よりも心待ちにしていた、イーロン・マスク氏の歓喜の言葉だ。