ポストコロナの暮らしは「微生物と共生」を 顕微鏡の世界の可能性
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"新型コロナウイルスのようなウイルスも微生物のうちに分類される。要するに、目には見えない小さな生物をまとめて微生物と言う"
微生物学や感染症研究等、一部の分野で便宜的にウイルスを微生物に分類する場合は確かにあるが、ウイルスは明確に生物ではないので、一般の文脈でこの様に説明してしまうのは誤解を招く。「抗生物質」がウイルスに効かないのはウイルスが生物ではないからだ。
また、ウイルスや細菌であっても目には見えないとは限らない。最大の細菌は「チオマルガリータ・ナミビエンシス(ナミビアの真珠の意)」といって、直径0.75mmもあり、余裕で肉眼で見える。また、2014年に発見された「ピソウイルス(pithovirus、pithosは古代ギリシャ語で壺の意)」は、楕円形の直径が1.5μmもあり、さすがに肉眼では点が見えるかどうかのレベルですが、従来の常識に反して光学顕微鏡で見えます。
元々人間を含む動物は細菌や微生物と共生して来たし、これからも自然にそうなります。世界はそこら中ウイルスで溢れていますし、体内にもウイルスはたくさん潜んでいます。