マンション価格どうなる? 消費者43%が「購買意欲下がった」
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その背景は、収入減や、マンション価格の下落期待(タイミング待ち)だけでなく、都心のマンションへのニーズ自体が減っているのだと思います。新型コロナの影響で在宅勤務が拡がったことにより、家で過ごす時間が多くなり、単身の場合も、DINKSや子供のいる家庭の場合も、今よりもっと広い住環境が必要だと感じている人は増えています。家族のそれぞれが同時にZoomでのオンライン会議や授業などがあるとき、雑音を避けて集中できるスペースを確保することは、狭いマンションだと難しいです。また子供が外で遊べないとき、家で発散したくても、マンションでは隣近所に迷惑になるからと室内で騒ぐことができません。
既にリタイアしている場合には、当てはまらないかもしれませんが、現役世代は、通勤に便利な好立地のコンパクトなマンションよりも、(中古であっても)庭付き戸建ての方が良いと思う人が増えているのではないでしょうか?懇意にさせて貰っているハワイの尊敬している不動産王が「不動産というのは地元の問題を解決して、地域住民としっかりと愛される関係を結べるのかというコミュニティビジネスである」と言っていて、ご本人が相当なVIPですが、こっちがびっくりするくらいにホームレスに対して約1,000世帯分の住居や仕事まで用意して地元と協力をしながら自分の金をだけでなく、自分も汗かいて労力も使って笑顔で取り組んでいた。
それは最終的に地域が良くなれば自分のところの不動産価値が高まるから。
だからこそ、本当に地域のためによく動いている大富豪で、”目から鱗”だった。
私自身もある小さな古いマンションの共同オーナーでもあるのですが、その目線でマンション管理は恥ずかしいことに余りなくて、そういう意味で”どれだけいい地域を作るのか?”というのを美辞麗句ではなく本気で不動産会社たちが自分たちの価値づけのためにも取り組むといいなと思うばかり。
自戒も込めて。購入意欲が”今”下がっているのは、それはそうだと思いますが、価格が下がるかは供給量にもよります。
リーマンショック時には、自転車創業で作りにいっていた新興不動産デベロッパーが投げ売りましたが、今回は資金繰り支援のおかげで大きな投げ売りは見られません。
しかし、足下で賃貸住宅の解約は増えていると見られ、ポートフォリオを組むほどにはなっていないサラリーマン不動産オーナーの売りが出ないのかと懸念してます。
一方で、大手不動産の高級新築マンションは価格下がってますが、仕込んだ時期からするとなお高値なようで、クラッシュするほどの下げは見込みにくそうです。
結局どうなんだというと、アセットタイプとクラスによるという感じでしょうか。全体として、連鎖破綻にならなければ、今のところそれほど暴落する感じには見えません。金融機関がお金を引かないか次第ですかね。
全体としてお金は余っているので、特に不動産は、中期的にインフレ圧力はあり続けるのだと考えています。
東京はもうダメだ論について、世の中急には変わらないと思いますね。