肉を切らして皮を断つ……になりかねない *** ワシントンの法律事務所にはいら立ったような注文が入った。 「トランプ政権の新たな制裁に抜け穴がないか、至急調べてほしい」 要請の主は中国勢ではない。米国の半導体業界だ。インテルやクアルコムなど米企業はファーウェイに年1兆円超もの部品を納入し、中国の存在を無視できない。 米政府が先端技術を巡る覇権争いで優位に立とうとするほど、あおりは米国にも及ぶ。ボストン・コンサルティング・グループは「米国が中国との取引を失えば、世界の半導体の米国勢のシェアは48%から将来は30%まで下がる」と分析する。
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