[パリ 29日 ロイター] - 仏自動車大手ルノー<RENA.PA>は29日、フランス国内の生産拠点整理に向けて労働組合と協議を開始すると発表した。全世界で約1万5000人の人員削減を行う方針も確認した。

同社は今後3年間にわたり、20億ユーロのコスト削減を行う方針。

世界生産能力は現在の400万台から、2024年には330万台に縮小する計画。ルーマニアなどの事業拡大計画は凍結し、小型バンや電気自動車に注力するという。

事業再編にかかる費用は12億ユーロの見通し。人員削減や配置転換の影響が及ぶのは全世界の従業員の10%弱だとしている。