東証、5営業日ぶり反落38円安 高値警戒、一時はプラス場面も
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日経平均株価は38円安で5日ぶりの反落となっています。
米国株はNYダウが147ドル安と3日ぶり反落、対中制裁の発表待ちでもあり、警戒感もあったようです。
今朝の東京市場は100円強下落して始まり、前場は軟調に推移しました。
4月の鉱工業生産が予想以上に急落したことや、既に4日で1500円強上げた後の週末ということもあり、利益確定売りが優勢で、下げ幅が200円を越す場面もありました。
後場は底堅くもみあい、円高に進んだ割にはプラスに転じる場面まであって、最後は「東京22人感染」報から軟化、小安く引けています。
6月入りからの経済活動再開への期待感が一定程度、下値を支えたようです。
※最後2兆円ほど売買嵩上げはMSCIリバランスなどの影響。また日銀ETF買いは見送られた模様。
テクニカル的には十字線に近い陰線引けながら、5日線/25日線供に上向いており短期的な地合いの良さは継続していると観えますすが過熱感は否めず。
週を通せば1489円高と大幅続伸、緊急事態宣言の全国解除は想定通りでしたが、株価の強さは想定以上でした。
来週は6月入り、月初は法人企業統計から米ISM、ADP、週末、雇用統計まで出てきます。
トランプ米大統領の対中制裁発表を警戒しながらも、経済・業績回復のリアリティを注視しつつ、戻り余地を探ると観ています。