経済再開、6月から本格化 東京の休業要請緩和、第2段階へ
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東京都のロードマップには根本的な問題があります。「ステップ0~ステップ3」までの4段階の緩和措置を実施するにあたり、「どんな数値になれば、緩和を進めるのか」という明確な指標が示されていないことです。目安は示されていますが、あくまで目安にすぎないのです。
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/007/966/25/rodon.pdf
NHKの記事にはこうあります。
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都は、会議のなかで、感染状況などを継続的にモニタリングした結果、緩和の目安を下回っていることや、医療提供体制も十分に確保できていることを確認したうえ、専門家の意見も踏まえて「ステップ2」に進むことを総合的に判断したと説明しました。
東京都 週明け「ステップ2」へ ジムも再開 緊急事態宣言解除で | NHKニュース https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200529/k10012449831000.html
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結局、世間の空気を見ながら決定するということでしょう。「総合的に判断した」というのでは、ステップを進める度に議論が混乱します。なぜ明確な基準を決めて、それに添って進めないのか。それは政治家が「政治判断で緩和を決めた」というオプションを手放したくないからです。そのうえで困ったときには「専門家の意見を踏まえて」とすればいい。
都も国も同じです。困ったときには専門家に責任を押しつければいいという構図が透けてみえます。このままでいいのでしょうか。ステップ1からのインターバルの短さを踏まえると最初からステップ2からで良かったのではないか、その分で失われた付加価値が勿体なかったと感じてしまいます
クラスターになりやすいかどうかで層別化し、順に緩和していくという方針は妥当だと思います。
映画館や劇場は、人口密度は高いかもしれませんが近距離で多くの人が会話をするという環境ではないため、比較的リスクは低いと思われます。一方でライブハウスなどはリスクが高く、安全に再開するの相当難しいのでは。