SBI、金融庁と急接近? OB登用相次ぐ
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ここ5年で4人目のOB受け入れとのこと。
金融庁とSBIは緊張関係にあるが、スルガのいざこざを皮切りに金融庁側がSBIの資金力を頼りにし始めた。
SBIは地方進出のため、国からの信頼を得たい、と。
その手段のためのOB受け入れだそうです。
金融庁職員の立場を想像すると、元上司とやり合うのは嫌ですし、やがては自身の天下り先になるかもしれない、ましてOBはグループ会社社長となるなど高待遇、と監査が緩くなるには十分な理由が揃ってます。次世代の金融において地銀の役割とはなんだろう?
金融当局はBtoBの分野での活躍を期待しているようだ。
財務分野の事業コンサルを主軸に、人材紹介、後継者不在企業のM&A、といったところですが、これらは個々の企業の実情をどこまで当事者意識を持って理解しているかに依る。
製造が海外シフトし消費流通が全国チェーン企業とECに置き換わる中で何が出来るのか?
地域経済の特性に合わせて、と世間は言うがなかなか難しそうだ。
一方のBtoC、こちらも従来は盤石であったATMと駅前店舗の顧客接点を今後は活かせそうにない状況。
日常生活での接点が豊富なCVS、SM、ドラッグ、HC、モールなど小売業、宅配業、各種病院、あるいはライフイベントで接点をもつ自動車販売、不動産、旅行業には太刀打ちできない。
また、言うまでもなくスーパーアプリ化を目指す巨大ネット系各社の動きにも全く追随できない。
金融仲介機能が金融機関以外にも解禁される今後を考えると、ソフトランディングさせる方法が見当たらないように思います。SBIからすると、地方創生や地域金融機関の再生を今後進めていく上で、村社会的な地銀の警戒感を取り除け、政府系や大手との連携もしやすくなる。
そして、金融庁からすると、限界地銀のスポンサー探しに苦労していたので、頼りにできる。
SBIが金融庁のOBを次々とスカウトしているのは色々な思惑があるのですね。
ただ、地方再生はこれから本格的な課題ですし、限界地銀問題も含めて、地方創生に動いている企業は応援したいですね。
地方に生きる身としては。