ザッカーバーグがツイッターを非難、「真実の裁定者になるな」
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注目のコメント
「真実の裁定者になるな」、ザッカーバークによると、民間のプラットフォームの役割ではないという事です。非常にまともな意見。これに対して、ジャック・ドーシーが反論しています。これからも間違っている事実を指摘すると。
しかし、それインフラ会社のする仕事ですか?ツイッターって、AT&Tとかと同じ、コミュニケーションのインフラ事業ですよね。シリコンバレー特有のリベラル正義感は、それはそれで素晴らしいのですが、上場企業でもある自社のプラットフォームを使って、いちいち、皆さんのツイートの事実検証とかするのでしょうか。
量的に考えても、正直、無理ですよね。ということは、結局、自分たちの気に食わない特定の限られた人物のツイートにケチをつけることになります。そして、その根拠として、トランプ大統領は影響力があるからとか言うわけですが、その線引き自体がもうリベラルアジェンダになっています。
ジャック・ドーシーが心配しなくても、New York TimesやCNNがトランプ大統領の発言の検証をきちんとしてくれています。嫌というほどしていますので、ツイッター社の事実検証は全く不要です。しかも厄介なのは、プロでない集団が、ニュートラルの立場を装って、独占インフラである自社のプラットフォームで、特定のツイートの事実検証をすることです。得体の知れないグループが、世論操作をしていることになる可能性があります。
WSJで素晴らしい記事がでていました。トランプ大統領が指摘した「郵送投票は不正選挙」というツイートですが、それが100%間違っているわけではない、という事です。すなわち、不正の実態もないことはないのです。従って、トランプ大統領のツイートがおおげさではありますが、「不正選挙だ!」というツイートは、そういう実態も多少あるなかでのだたの意見です。
そして、一般の人も、大統領が書く数行のツイートで事実の検証をしようと思っていないです。仮に思ったとしても、それは個人の判断と責任です。その意味では、要するに、ジャック・ドーシーは、庶民にはその能力がないので、自分たちがやらないといけないという大勘違いをしています。これが典型的なシリコンバレーのリベラル思想です。
以下でもコメントしました。
https://newspicks.com/news/4942604?ref=user_952336このフォーブス記事こそがファクトではない。
Twitterを非難などしてません。タイトルが不適切。
ザッカーバーグにしては珍しく間違ったこと言ってるな、また翻訳記事の誤報かなと思って見に行ったら案の定。https://www.businessinsider.sg/trump-twitter-facebook-no-fact-check-mark-zuckerberg-fox-news-2020-5
当社のポリシーは違う、と言っているにすぎない。その理由としてプラットフォーマーは真実の裁定者になるべきではないと考えるからだ、と言っているので確かに間接的にはTwitterのやり方を「否定」はしているかもしれないが「非難」はしていない。
「私はあなたとは違う意見だ」と、「あなたは間違っている」とはイコールではない。ディベートの基本。
Facebookだってフェイク排除に血道を上げている。他社を非難してバックラッシュを食らうことくらい、百戦錬磨のザッカーバーグは考えるまでもなく理解しこんな失言するはずはない。ポジショントークも入っている気もするので、この発言ですべてを判断することもできませんが、SNSが浸透してからここまでプラットフォームがユーザーに対して【無秩序な自由】という言葉で責任から逃れようとするのはもう限界に来ていると思います。
プラットフォームが「真実の裁定者」となってはいけないというのは間違ってはいないと思いますが、プラットフォーマーが判断すべきなのはそのコンテンツがその場においてふさわしいかふさわしくないなんですよね。
その言葉のファクトチェックをするべきかどうか、ではなく「その言葉が真実であろうとなかろうと、この場で発するべきではありません」というのをプラットフォーム側の意見として持つことが必要なんでしょう。
個人的な意見としても、むしろSNSのプラットフォームはもっと声を上げて、自身のプラットフォームをどう使ってほしいのかを表明するべきだと思います。そもそもで言えば、TwitterでもFacebookでも政治で使ってほしいから作ったわけではないでしょう。
「用法と用量を守って正しくお使いください」
この注意書きをすることは作った側の責任だと僕は思います。