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代表 4年前

フランス代表、背番号10の系譜。栄光と転落…王者たちが受け継いできた誇り高き称号

フランス代表の「背番号10」のイメージには、華麗さや優雅さがある。1998年フランス大会で頂点に経ってから20年、再び豊かな個性を共存させたチームがW杯を制した。その間に誇り高き背番号10をどのような選手たちが受け継いできたのか振り返っていく。(2020年5月掲載の記事を再編集したものです)

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

日韓ワールドカップ(2002)

ジネディーヌ・ジダン
【写真:Getty Images】



背番号10:ジネディーヌ・ジダン(レアル・マドリー)
生年月日:1972年6月23日(当時29歳)
個人成績:1試合出場/0得点0アシスト

監督:ロジェ・ルメール
戦績:グループリーグ敗退


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 1998年フランスワールドカップとEURO2000を制し、ワールドカップ連覇も期待されていた。しかし、ジダンは本大会直前に行われた韓国代表との国際親善試合で左太ももの肉離れを負ってしまい、暗雲が立ち込める。

 そして悪い予想は的中する。ジダンは日韓ワールドカップの開幕に間に合わず、グループリーグ第2戦まで欠場を強いられる。第3戦のデンマーク戦には強行出場したものの、本調子には程遠く、チームも敗れてしまう。

 ジダン抜きのフランス代表の攻撃陣は空回りし、前回王者ながらグループリーグ未勝利で敗退という屈辱的な結果に終わってしまった。初戦から第3戦まで1つのゴールも奪えなかった要因は、もちろん背番号10の不在にあるだろう。だが、他のアタッカー陣の不甲斐なさも浮き彫りになった大会とも言える。

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